河津桜で一足早い春

高速道路網が整備されたので、2月9日は、日帰りで河津桜を見物に行こうと思い立ち出かけました。

ところが、相変わらず早川口は結構な渋滞で、伊豆半島に入るまでにノロノロ運転が続きました。

熱海市内を過ぎたあたりから、まずまずスムースな流れとなり、一気に伊豆高原まで参りました。

少し遅い昼食をとりました。

ここまできたら地魚です。

地元で揚がった魚中心の握り寿司をつまみ、サザエも一品つけました。

 

伊豆高原駅の近くにクルマを停めて、吊り橋まで散策いたしました。

伊東市の観光案内では「橋立つり橋は城ケ崎海岸約6キロメートルの自然研究路にある自然の造形の美しい橋立てとじょうせんが根に1971年に完成した長さ60メートル、高さ18メートルの橋立つり橋です。橋の上からは、溶岩が冷える際にできる”柱状節理”の沖の島など大自然の厳しい様と美しさが重なった景観が望めます。また、つり橋の近くにある岬には”大淀・小淀”と呼ばれる潮だまりがあり、熱帯魚や貝類・海藻類を観察することもできます。」と紹介されています。

吊り橋から下を見下ろすと、ロッククライミングを楽しむ人たちが眼につきました。

断崖絶壁を登る姿は、見物しているだけでも、ゾクゾクさせられました。

その昔、この近所にあった伊豆健康センターという断食道場に数回宿泊した経験があり、毎日、この周辺を何時間も散歩した時の思い出がよみがえります。

風景は、その時とさほど変化していないとの印象です。

この雄大な断崖絶壁が続く海岸線から太平洋が一望でき、また、荒波が打ち寄せる岩場に降りて海上を噴き上げる風と塩の吹雪を肌で体感して、気分は爽快、最高です。

大きくひとつ深呼吸をいたしました。

さて、伊豆高原を後に、河津を目指しました。

久しぶりに伊豆半島を南下しましたが、やはり距離がありました。

ここまで来るなら、最低でも一泊はしないともったいないと反省です。

とは申せ、来た甲斐あって、ちょうど河津桜は満開でした。河津桜は2月上旬から開花しはじめる早咲きの桜で、1972年に河津町で発見されたご当地桜であり、伊豆の温暖な気候と早咲きの特色を生かし、全国のどこよりも早くお花見を満喫できる絶好の一足早く春を感じることが来出る春探しスポットの代表格であると言えます。

また、桜の見事さもさることながら、その桜のピンクと、まさに見頃の水仙の白とのコントラストが、訪れる人の心を和ませてくれます。

しばし見惚れてしまいました。


桜に加え、駅前で伊豆の踊子の記念碑をおさめ、夕暮れ時となりましたので河津を後にしました。

帰路は山道を走り、旧天城隧道を最後に見学したかったのですが、あいにく災害の影響か通行止めの看板に、断念いたしました。

自動車専用道路が整備されてきており修善寺経由で三島へ出るには格段にアクセスビリティが良くなっています。

今回は、沼津漁港をめざし、日がくれたところで、沼津港の食堂街へ参り、観光名所にもなっている魚河岸「丸天」にて、再び魚を食しました。

丸天オリジナルのかき揚げ丼にチャレンジしました。

満足度は高いながらカロリーも満点で、医師からダイエットを指示されている小職には、ちょっといけないチャレンジでした。

ともあれ、新鮮で、ボリュームも満点、本日は相模湾、駿河湾のお魚を味わう日といたしました。

旅の〆は、沼津インター近くの温泉で汗を流しました。

気分転換の春探しの旅は、ドライブ時間が大半でしたが、一足早い春を満喫できた一日でした。