さて、令和元年度の報告テーマは「スポーツを活用した地域づくり」「生ごみの堆肥化等による資源循環型地域の形成」「天文・星空資源の活用による誘客促進」の3つです。
岡山大学は「天文・星空資源の活用による誘客促進」プロジェクトを7つの市町連携により2年間支援してきました。
「スポーツを活用した地域づくり」のコーディネーターは、NPO法人出雲スポーツ振興21の白枝 淳一専務理事、「生ごみの堆肥化等による資源循環型地域の形成」のコーディネーターは、一般社団法人日本有機資源協会の菅原 良事務局次長、そして「天文・星空資源の活用による誘客促進」のコーディネーターは、 同僚の岡山大学地域総合研究センター前田芳男副センター長・教授と吉川幸実践型教育プランナーの二名です。
司会進行は、県総合政策局地方創生推進室の中村賢三室長がつとめ、各コーディネーターの進行により、各自治体の担当者の皆さんが活動の成果を報告いたしました。ちなみにトップバッターは、文部科学省から地方創生人材支援制度で玉野市に派遣されている、石川雅史教育長がつとめました。
このプロジェクトで得られた成果を、県、市町村、関係機関等で共有し、参加していない市町村に対しても横展開を図ることを目的に、活動報告会の結びにコーディネーター全員が登壇、小職がファシリテーター役をつとめ、参加者からの質問の受付を含み、大いに議論を盛り上げました。
今後ともこうした自治体の横連携による地域づくり活動は重要性を増してゆくことは間違いないと確信いたしました。
会の後で催された反省会へもほとんどの関係者が参加、そして2次会の集合写真、皆さんの笑顔が満開でした。
小職は、美星天文台の台長を長くつとめられた綾仁一哉先生(21世紀岡山の100人)から、改めて天文・宇宙の無限性と人類の存在について、とてもわかり易いお話をうかがうことが出来ました。私たちは人類の起源を考える前提として、宇宙や地球の起源について、もう一度、人類が存在する奇跡とロマンに思いを馳せ、そして私たちはどこからきて、今何をしているのか、そしてどこへ向かおうとしているのか、夜空を見上げながら考えますと、神秘と科学への興味関心は尽きません。
最後になりますが、岡山県はじめ関係自治体の皆様、そして前田芳男先生、吉川幸さん、2年間、本当にご苦労様でした。