岡山大学のFBにも紹介されました。
「黒装束に身を包み、抜き足、差し足、忍び足。背後に敵の気配を感じれば、手裏剣をシュパッ!「忍者」といえば、皆さんこのようなイメージが思い浮かぶのではないでしょうか?「実は、忍者が手裏剣を使っていたという記録は見つかっていません。黒装束も映画や漫画がつくりあげたイメージなんですよ」と教えてくれたのは、忍者研究の第一人者として知られる三重大学人文学部の山田雄司教授。「日本文化の中の忍者」をテーマに、忍者の変遷や、仕事内容、忍者の心得などについてL-caféで講演いただきました。南北朝時代を起源とし、幕末まで活動を続けていたとされる忍者。主な活動は「情報収集」で、山や川の成り立ち、城のつくりなどの情報を主君に伝え、いつどこから敵を攻めるかという判断材料を提供していたといいます。忍者はそれぞれの藩に10~30人ほどいたとされ、岡山の「門田屋敷」もかつては「伊賀屋敷」と呼ばれ、忍者が暮らしていたという記録が残っているそう。山田教授によると、「音もなく、匂いも残さず、誰にも気づかれず大きなことを成し遂げるのが良き忍者。知恵・記憶力・コミュニケーション能力の3つが忍者としての欠かせない要素です」とのこと。才覚がなければ忍びの仕事は勤まらないようです。講演後は、忍者の歩き方や忍者ポーズ、呪文や手裏剣の打ち方のレクチャーもあり、「忍道」に触れる時間となりました。山田教授、ありがとうございました!」