岡山大学オープンキャンパスと集中講義

8月9日、10日は二日連続で14:00~18:30まで、大学院自然科学研究科と環境生命科学研究科の院生に『組織マネジメント論』の集中講義でした。

これが夏休み前の最終講義です。

この日は、岡山大学のオープンキャンパスとあって、キャンパス内は大勢の高校生と保護者の方で溢れています。

授業の教室として指定された自然科学研究科棟は教育学部の説明会場となっていて、建物内も高校生の熱気で満ちています。このようにキャンパスや教室に高校生や保護者の方のエネルギーに包まれる中での講義は、10年以上教員をしていますが初めての体験、感覚です。

さて、講義のメインテーマは企業やシンクタンクが求める研究職像や専門職像とは何か、理科系のトップで躍進を続ける具体企業のイノベーション創出戦略の実際、さらに理科系学生が社会人になる際に身につけるべき組織論からリスクマネジメントの知識まで幅広に講義を行うという内容です。


とりわけ、昨今はデータ改ざんや偽装問題があとをたちません。組織的な予防策や緊急時の対処方法、コンプライアンスとガバナンス意識の変遷、そして万が一、そうした現場に立ち会わざるを得ない時の考え方や心構えを話し合います。

最後に筆記試験を課しました。

学生たちからは、平素の授業では接することが少ない授業の内容に興味を示してくれたようです。

これにて夏休みを頂くことにいたします。