西川緑道公園界隈を考える一日

2月5日、岡山市民の台所である「岡ビル市場」が、老朽化により全面建て替えの計画が進行しているなかで、岡ビル事務所を訪ね、その具体的な計画の進捗状況をヒアリングさせていただきました。
岡ビル会議
 ▲ 岡ビル会議
イオンモール岡山のオープンが予定されるなかで、県内から新鮮な魚や肉、野菜や果物がそろう、イオンと異なる魅力やカラーを演出できる岡ビルの再開発は、市民にとっても関心事であると思います。イメージ的には金沢の近江町市場や京都の錦市場など、市民の利用にとどまらず、外部からのお客様を誘引できる魅力ある空間に変身できたらいいなと切望します。
西川緑道公園界隈活性化協議
 ▲ 西川緑道公園界隈活性化協議
この話し合いについては先の1月30日に西川アイプラザで開催された、西川緑道公園界隈の活性化を検討する打ち合わせ会で出された意見に基づいて企画されました。岡ビル関係者のみなさんの熱い思いを存分にお聞かせいただきました。また、岡山大学としても積極的に再開発に関してアイデアを提供してゆくことで合意しました。
岡ビル2F 
 ▲ 岡ビル2F
昼食をはさんで、西川緑道公園界隈で古くから画廊を営まれてきた「伊達画廊」さんをおたずねしました。その目的は、現在は使われなくなっている画廊(伊達ビル2F)を拝見して、地域活動の拠点としてお借り出来るかどうか意見交換をするためです。90歳を超えられている伊達オーナーは、昔から、ここ西川沿いにお住まいで、西川の生き字引のおひとりでもあり、「岡山大学がまちづくりのために利用するなら、賃料はあまり気にしないから使っていいですよ」と温かいお言葉をいただくことができました。
随行いただきました岡山市庭園都市推進課の石田尚昭審議監が、建築師免許を持つプロフェッショナルであり、図面(レイアウト案)を作っていただけることになりました。西川に活動拠点を設けて中心市街地の活性化について、市民が自由に議論できる場所を確保することは悲願であると言えます。利用に向けた検討に着手します。
次に、この日は静岡県浜松市から「浜松まちづくり会社」の方々3名が、西日本最大のイオンモール出店をひかえた岡山市の状況についてヒアリングされたいとお見えになりました。岡山市の施設である「西川アイプラザ」の喫茶店を利用して、私たち岡山大学と前出の岡山市石田尚昭審議監で対応させていただきました。
はままつまちづくり会社
 ▲ はままつまちづくり会社にて
まず、石田尚昭審議監から岡山市の中心市街地活性化の方向性と取組状況について、そして岩淵泰助教から学生参画によるにぎわい創出に向けた市民参加のあり方について、そして小職からイオンモール岡山のまちへの影響(メリット、デメリット)について私見を申し上げました。浜松市では郊外に既に大型商業施設が複数出店して、中心市街地の空洞化が進んでいると説明を受けました。相当に危機感を募らせておられました。中心市街地をまち歩きして、昨年12月に設立された表町にある「岡山市中之町街づくり株式会社」(岡山市北区表町1 )へお連れして、同会理事長の片山進平社長にお引合せしてお別れしました。
今後とも連携しながら情報交換をさせていただくことで合意しました。

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