7月4日(水)、まちなかキャンパスプログラムの「第3次おかやま夢づくりプラン(県総合計画)を読み解く会」の第2回目を開催しました。
はじめに岡山県教育庁からおみえ頂いた3名の講師から、岡山県の教育方針・計画や不登校・いじめ問題への対応についてなど、学生への質問を交えながら説明を頂きました。
次に小職が簡単な話題提供を行った後で、進行役を務めながら、約1時間の対話の時間をスタートさせました。参加した学生一人ひとりに高校時代の振り返りや、いまの教育に何が必要か、その考えを発言してもらいました。
議論のポイントで、教育庁の皆さんへ学生たちが質問や意見を述べ、逆に質問を頂くというスタイルで、徐々に議論は白熱しました。ある学生から「わたしは、高校時代に友人がいじめにあい、校内で問題が表面化しました。その際の学校側の終息の仕方が、当時の生徒にはきちんとした説明がなされなかったため、生徒はみんな学校や教師不信に陥りました。こうした対応について教育委員会はどのような基準や判断で解決を図るのでしょうか、また、こうした事例が再発しないようどのような対応をしているのでしょうか」との質問がなされました。
それに対して「すべてを情報公開することのメリットやデメリットを当該生徒のプライバシーも含め、事実確認を精緻にしながら学校と教育委員会は対応します。さらに、現場経験を積んだ専門のメンバーが、その事例をマニュアル化して共有し、再発防止に努めています」との返答がなされました。さらに学生から「こうした再発防止に向けて、それが役立ったかどうかの評価や結果検証は、どのようになされているのですか」など、建設的な発言のなかにも素直なやり取りが交わされました。
教育庁の皆さんからも、「有意義な対話の機会を得て、今後の参考にさせていただきます」とのコメントを頂くことができました。
通常の教室での授業とは一味違った「まちなかキャンパス」で学生たちも新たな経験を積むことができました。県の総合政策局や教育庁の皆さんに感謝です。