9月1日、恒例の新見市森林ボランティアに参加です。まずは、お世話になっているカツマル醤油さんにご挨拶です。この辺りは、昔からの町並みが保存され、訪れる人たちに新見の魅力を伝えるエリアとなっています。また、新見御殿町三味線横丁は全国路地100選です。
さて、学生たちの買出しに付き合い、それから合宿先の神郷温泉に向かいました。今回のボランティア活動は、新見公立大学、東京農業大学、三重大学、岡山大学の総勢12名です。
参加総数は減りましたが、逆に岡山大学からの学生参加が一番多くなっています。
まずは、神郷温泉につかり、部屋でくつろぎました。学生たちは夕飯の支度や明日からの準備で、あわただしく動き回ります。主催であるNPO法人 人杜守(ひとともり)の皆さんの到着を待って、夜は、定番のカレーライスを頂きながら、自己紹介やミーティングを行いました。初対面ながら、学生たちは打ち解けるのが早く、活発に意見のやり取りをしています。11時過ぎまで議論は盛り上がりました。
さて、翌日は6時には起床、朝食を済ませて新見市森林組合で研修に出発です。服装を作業仕様に着替えて、足元は、岡山県が世界に誇るマルゴの地下足袋で固めます。間伐作業には必須アイテムです。
主催者挨拶に続き、新見市、森林組合、岡山県備中県民局、地域おこし協力隊の皆さんからの挨拶を受け、小職からも参加学生への期待についてお話しいたしました。そして学生による自己紹介があり、岡山県備中県民局によるチェーンソー研修です。みんな真剣な眼差しで受講しました。
それから間伐作業の現地へ向かいます。現地では、まず、昼食を取りリラックスです。そして、いよいよ作業です。先ほど受けた座学でのチェーンソー研修を思い出しながら、今度は実物のチェーンソーに油を注し、始動させます。なかなか、うまくエンジンがかからない学生もいますが、指導者のアドバイスを受けながら頑張ります。最初は、細い間伐材でチェーンソーの感触を確認しながら切り落とします。それからいくつかのパターンを試し、いよいよ倒木作業です。指導者の手本を見ながら、自分でもできるようにイメージを膨らませてゆきます。こうして、初日は、全員が試し切り体験を行い終了するというプログラムです。
学生やNPO法人 人杜守、県民局の皆さんと記念撮影をして頂き、帰路につきました。安全第一の活動ですので、その点を何度も学生たちに伝えました。
そして、現場体験から得る学びにより学生たちがひとまわり成長してくれることを祈りました。帰りの道すがら、新見名物ブレンド牛である「千屋牛」の碑がありましたので、一瞬、クルマを停めました。A級グルメで地域の創生を目指す新見市です。
大学へ戻りましたら、馬術部のお馬さんがキャンパスで草を食んでいました。しばらく眺めておりました。こうした自然に近い暮らしに癒されます。
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