高梁市地区防災計画


全国的に大きな被害をもたらす災害が全国で発生している中、災害に強いまちづくりを進めるために、「自助」、「共助」、「公助」がお互い連携し、それぞれの役割を進めることが求められています。市民、地域、行政がお互いを補完しつつ、連携により地域の支え合いの中、地域防災力の向上を進める必要があります。岡山県の高梁川流域の各自治体は、平成30年7月豪雨災害により甚大な被害を受けました。


こうした事情も踏まえ、高梁市では「自助」、「共助」、「公助」の相互連携による防災体制の強化を図るため、令和元年11月26日、「高梁市地域防災力向上委員会」を設置、第1回高梁市地域防災力向上委員会を高梁市図書館4階の多目的室にて開催いたしました。
それ以降、同委員会では5年間にわたり議論を重ねながら、地域の防災力の向上に向けて、自主防災組織や町内会、コミュニティ協議会等のリーダー向けに「自主防災組織設立・活動マニュアル」の作成に着手、長き歳月を費やして、ようやく完成にこぎつけようとしています。本マニュアルは、高梁市地域防災力向上委員会で審議した内容と、すでに活動されている市内の自主防災組織にもご協力いただいて実施したアンケートの内容を盛り込んで作成されました。これから自主防災組織を設立しようとされている地域や団体だけでなく、設立はしたが平常時にどんな活動を行えばよいのか分からなく、あまり活動ができていないという自主防災組織にも活用いただける内容となっています。


10月29日、この高梁市防災力向上委員会活動の一環で、旧川上町仁賀地区と旧成羽町成美地区を訪問、本学若大将の氏原岳人先生、近藤隆則市長と共に、地域の方々が作成された地区災計画をベースとして、地域の皆様と語り合い、議論を尽くした全力投球の1日でした。地域の皆様方の地区防災計画の策定と推進の頑張りに脱帽です。
これまで、こうした地域の皆様方を主人公として、委員会の全ての委員の皆様方の積極的な参画・ご協力により、大いに議論がなされ、また、事務局の精力的な市民の皆様への周知、支援により、高梁市防災力の向上に向けた活動を市民主導で本格的に開始することができました。
委員はじめ地域の防災対策に従事される関係者の皆様方に対しまして、心より深く感謝申し上げます。
今後は、防災力向上委員会の成果を活かして頂きながら、高梁市全域に、地区防災計画の策定による、自助、共助を起点とした防災活動の輪が広がり、いざという事態への抜かりない備えが整うことを祈念申し上げます。

近藤隆則市長とのツーショットは、この日に向けた事前打ち合わせを兼ねた、10月17日、岡山駅西口での夜会の時の記念撮影です。