岡山県議会地域公共政策セミナーに陪席

議会勉強会
3月14日(水)、岡山県議会全員協議会室において開催された第2回「岡山県議会地域公共政策セミナー」に陪席参加しました。
このセミナーは「地方分権の進展に伴い、二元代表制の一翼を担う地方議会の果たすべき役割、及び責任がますます増大する中、議会改革機運の高まりと相まって、地方議会では、多様な民意を吸収し、その集約化を図ることがさらに求められている。そこで県議会として、県政及び議会運営に関する具体的な政策課題の解決に向けた立案をしていくための研究を目的とし、地域公共政策研究会を置く」としてはじめられた、岡山県議会議員の皆さん全員参加による学習会です。

議会勉強会
 ▲&nbsp中富公一教授

このセミナーは年間8回開催される予定で、講師は岡山大学大学院地域公共政策コースの先生方が中心となって担当するもので、今回は第2回目でした。本日の講師は憲法学者である法学部の中富公一教授で、テーマは「中央政府の役割と地方議会の役割―大阪府教育基本条例を素材として―」でした。その要諦は、憲法は中央政府と地方議会の関係をどう構造化しているか、からはじまり、憲法からみた権力と権威の違い、権利と利権の違い、中央政府と地方政府の関係、首長と地方議会の関係、教育委員会と地方議会の関係などを丁寧に解説されました。
つづいて、大阪府教育基本条例を素材にこの条例は憲法、地方自治法に違反するか否か、この条例は、何を破壊し、何を作ろうとしているのかについて言及されました。最後に、地方分権化(地域主権化)と大学の法人化を比較しながら、地方議会のこれからの課題とあるべき方向性を示唆されました。会場からは複数の質問が出され、熱気ある雰囲気のなかでのセミナーとなりました。
中富先生ご苦労様でした。
また、議員の先生方の益々の活躍に期待します。
岡山県議会

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