吉井川流域DMOキックオフ

吉井川流域DMO第1回理事会が、5月30日、サンピーチおかやまにて開催され、3年越しで取組んだ「吉井川流域DMO(デスティネーション・マネジメント(マーケティング)・オーガニゼーション)」が設立されました。

この吉井川流域DMOは、赤磐市、瀬戸内市、和気町の3市町が連携して、広域観光を展開すべく、一般社団法人として設立されたものです。自然景観、伝統文化、特産品などの地域資源を活用して、国内はもとより、海外からも多くの人を呼び込み、地域の創生を図ることを目的にしています。岡山大学では、地域総合研究センターが設立に向けて、「吉井川流域DMO設立有識者会議」の座長として小職がアドバイスを担当して参りました。

理事会では、山陽新聞社の越宗孝昌会長が代表理事に就任、「地域を超えた多様な組織、団体が連携して、地域が持つ魅力でストーリーを描き、それを幅広に発信することにより、輝く地域社会を実現していこう」と挨拶されました。理事会は岡山トヨタの梶谷俊介社長、日本オリーブの服部恭一郎社長、徳永鯉のぼりの徳永夕子代表取締役、ビザビの前坂匡紀会長、テレビ局3社社長などで構成され、大学からは岡山商科大学の大﨑紘一副学長が就任されました。事務局は赤磐市内に設置されています。現場の実質的な責任者には、公募で選ばれた三雲弘和理事が最高経営責任者に就任、また、地域おこし協力隊サポートデスクで上級専門相談員として活躍されている藤井裕也さんがフォローします。

また、観光事業だけでなく、農水産物を起点に生産者と加工業者を結ぶ、いわゆる6次産業化ビジネスモデルの支援にも着手します。


3市町は構成団体には加わらず、吉井川流域DMO設立有識者会議が「吉井川流域DMO有識者会議」に継続発展的に組成、引き続き小職が座長に選任されたため、岡山大学も本DMOへの情報提供やアドバイスを行うなど支援します。

小職より、会の結びとして、これまでの3年越しの準備の苦労と、これからの期待について思いを講演させて頂きました。
いよいよこれからが本番です。

産官学金言NPOが力を合わせて、地方創生に活かす事業モデルの創出に着手いたします。

ご支援ご協力を宜しくお願い申し上げます!