クラブチームの持続可能性

市民が支えるクラブチームが安定的に経営を維持するためには、多様なファイナンスモデルの検討が求められます。

資金に恵まれた大企業チームと比べ、脆弱な経営体質でありながら、多くの市民に支えられ女子バレー界においてトップチームとして活躍を続ける岡山シーガルズ。

5月24日は、その体質強化策に向けた知恵を授かりに、岡山シーガルズの高田さゆりマネージャーと京都大学へ川北英隆名誉教授(小職の指導教官で恩師)を訪ねました。

まず、午後に京都に到着、バスで八坂神社前まで行き、いづ重で昼食を済ませて京都大学です。

川北先生は、かつて日本ファイナンス学会会長、日本価値創造ERM(Enterprise Risk Management)学会会長、日本証券アナリスト協会副会長、企業会計基準委員会委員など、数々の要職を歴任された、わが国を代表するファイナンス学者です。2時間以上に及ぶ意見交換のお時間を頂きました。目から鱗の連続で、己の浅薄・浅学さを思い知りました。

先斗町にて夕食の席をご予約いただいており、高田さゆりマネージャーより、岡山シーガルズが、多くの市民やファンの力により、自立・自営・自走しようと創意工夫を重ねながらチームを運営している実情、そして日頃から地域と密着した社会貢献活動を続けることにより、地域社会へ恩返しをしようとする様が伝えられ、川北先生から、引き続きのアドバイスをお約束頂きました。
京都にも岡山シーガルズの応援団がふえました。

大いなる知恵という勇気を頂いた京都出張でした。