暖かな東京

先々週に続いて東京でした。

今回は、日中は暖かくで過ごしやすかったのでが、やはり日が落ちると風が強く寒さが身にしみました。

業務の合間を縫って、昔のディープな友と、久しぶりの再会ができました。国内、海外、みんな分野は違えども広い意味で金融のプロフェッショナルです。

すでに後進に道を譲らねばならない年齢ですが、正直申し上げると、専門性が高すぎて譲れる後進がいないのが実情です(というより、継ぎたい人が居ない)。

特に、バブル経済崩壊以降、リーマンショックもあり、失われた20年は遠に過ぎ、グローバルスタンダードはもとより、日本のスタンダードも「企業の常識」は全く様変わりしたと確信します。昔の常識は通用しない、しかし、昔より企業や組織の足腰は脆くなっている気がします。表層的なガバナンスやコンプライアンスの議論が王道である時代です。

ただ、本当に企業や組織、従業員や職員、その家族を守りきるためには、何が必要なのでしょうか。そして日本の社会を守りきるために、何が足りないのか真剣に議論する時代がきているのではないでしょうか。

例えば、いくらAIやビッグデータの時代が到来しても、これらは所詮、トピカルな話題でしか無いと思います。

そんな話を、還暦前後の世代が雁首をそろえて、熱く語り合いました。よくある、居酒屋でのサラリーマンの会話であります。

ただ、ちょっとした違いは「他人の愚痴や悪口は一切無く、前向きな会話に始まり、互いがお墓へ入るまでの残された道筋を示し、真っ直ぐに生き抜くことを確認したことです」。

もちろん、妻や家族、子供や孫に手を焼いている話はありますが、他人や職場、社会の愚痴や悪口は、誰からも出ない、これは誇れます。

ますます、錆びずに、ちょい悪くとも「良きジジイ」になることを、自慢でなく語り合える友がいることは幸せです。

さて、翌日の仕事の合間、お昼をとりに水道橋駅前を散策、「彦根名物 近江ちゃんぽん」の大きな提灯が目に入り、このラーメン屋に決めました。秘密のケンミンSHOW“滋賀県民愛する近江ちゃんぽん”のコピーが貼られていましたので期待は膨らみました。ちゃんぽんとい言えば「長崎ちゃんぽん」の味に対する印象が強いので、「近江ちゃんぽん」の評価のほどは控えます。でも、こうした新しい発見のひと時が、出張の楽しみになっています。

仕事を終えて、宿泊は水道橋のホテル、仕事をするには狭い部屋のほうがはかどります。冬季オリンピックも気になりましたが、正面にそびえる東京ドームホテルを眺めながら、締め切り期限が近いため仕事を優先しました。

翌日は、モーニングを大盛りで頂きました。