久しぶりの姫路

岡山と姫路は近いのですが、12月23日、暮れに仲間との集いがあり、岡山に着任してはじめて姫路に参りました。家族旅行したのが何年前か覚えていないくらい時が経っており、保存修理が済んだこともあるのでしょうか、姫路城は見違えるような美しさを感じさせてくれました。

授業で世界遺産の話題を提供することがありますが、白神山地と屋久島が日本初の世界自然遺産、そして姫路城と法隆寺が、日本初の世界文化遺産に指定されたと記憶しています。姫路城は、わが国が世界に誇る最高の木造建築で、大天守と3つの小天守がつながる連立式天守様式の平山城で、白色の漆喰を用いた美しい様は、鷺が羽目を広げたように見えることから通称「白鷺城」と呼ばれていると教科書で教わりました。

また、この城は、岡山では名が知れた黒田家(黒田孝高(官兵衛)の祖父重隆の墓は瀬戸内市にあります)や池田家(岡山藩主)と歴史的に縁が深く、また、岡山県の東備エリアと兵庫県播州エリアは隣接しているため、いまでも緊密な往来があります。

さて、ベテランはお城見物と言いつつ城内への入場は断念、その代わりに打ち合わせを兼ねて、昼間から名物「姫路おでん(生姜醤油の味がベースのおでん)」、「播州ひねぽん(親鳥の硬い部分を醤油、味醂、酒で漬け込んで焼いたもので酒の肴として絶品)」、「姫路レンコンのてんぷら」、「明石焼き(卵をふんだんに使った、ふわふわのたこ焼き)」を注文、会話は弾み、カロリーもハイなため名調子となりました。

商店街は日本を代表する城下町とあって外国人観光客も多く、またクリスマスや師走の喧騒にあふれ活気に満ちていました。

暮れのひと時、ベテランには良い息抜きとなりました。