学都「金沢」×学都「岡山」

毎年1回、金沢、熊本、岡山の三都市持ち回りで、三都市シンポジウムを開催して参りました。7月28日は金沢大学地域連携推進センター(本学の地域総合研究センターにあたるセンター)を訪問いたし、両センター、教員・職員が顔を合わせ、地域社会との連携の方向性や課題、また、実践型教育の取り組み状況について、相当に突っ込んだ、本音の意見交換や議論をすることができました。金沢は加賀百万石の城下町、岡山大学が掲げる「実りの学都」構想のベンチマークにさせて頂いている元祖「学都」であり、金沢大学が重要な役割を果たしておられます。

さて、金沢大学は「学都シンポジウム-学生の成長と地域の創造を共に実現する地域-」を9月30日(土)に開催予定です。

会場は金沢市が全国一を誇る学生活動拠点「金沢学生のまち市民交流館」です。

金沢大学(旧制四高)の取り組みに、熊本大学(旧制五高)・熊本城のまち、岡山大学(旧制六高)・岡山城のまち、との関係から、そして自治体や経済界にも呼びかけ、産官学で参加させて頂く予定です。

今後とも地域の国立総合大学として、三大学の連携を深め、地域資源としての大学の役割について議論を進めて参ります。

また、午後は金沢学生のまち市民交流館を見学しに参りました。金沢で最も賑やかな金沢市片町に見事な旧家を改装して造られた拠点で「学生と市民との交流、情報交換等を通じて学生とまちとの関係を深めるとともに、自主的なまちづくり活動を支援することで、協働による市政の推進を図る」ことを目的に活動を展開しています。交流館におられた事務局の金沢市職員の方から説明を受けました。

金沢では、金沢大学へのアポイントの前の時間を利用して、早朝に兼六園と金沢城址を散策いたしました。前回に訪問した折には建設中だった、菱櫓と橋詰門続櫓を結ぶ多門櫓(たもんやぐら)が見事に完成していました。

最後は、近江町市場で昼食を頂き、岡山への帰路につきました。