「おかやま地域発展協議体」創設

4月1日、年度初め、キャンパスの桜は満開です。岡山大学へ着任して、4年と半年が過ぎました。本日付けで、地域総合研究センターのセンター長を拝命いたしました。

思い起こせば、学都構想実現に向けて設置された地域総合研究センターです。その活動理念は、「学都創生の鍵は、大学人が地域の人々と連携し、地域の人々が世界の人々と連帯するという活動理念を持つことであります。これまで、多くの国立大学は、その人材養成の理念を国家に有為な人材を提供することに重点を置き、一部の領域、医療や地域教育を除けば、大学は地域や地元の都市に深い連繋意識を持ってこなかったと思われます。すなわち、中央志向でない、地域が自立する事に貢献する大学を作りたいと考えています。地域の人と連携しつつ、地域の善き頭脳となり、地域のための優れた人材養成の場となり、知的に高度な地域サービスを提供する大学を作りたいと考えています。この方向は、大学を地方に埋没させるものではありません。岡山大学を国際的なネットワークの中で、人文社会、環境、自然、医療の分野を包含した国際的な「リージョナルセンターを持つ大学」に押し上げ、そこから岡山大学を真に個性的な、卓越した大学に作り上げていくことが必要であると考えます。岡山の地にあってこそ世界から人が集まり、世界に輝く大学を作りたいと思います。」であります。

そして、4月1日、リージョナルセンターを事務局として、地域社会を構成する関係者と共有、具現化すべく「おかやま地域発展協議体」を創設いたしました。この協議体の事務局長として、この1年間、おかやま地域の活性化に向けて、汗をかいてまいりたいと思います。

皆様のご指導、応援をよろしくお願い申し上げます。