美作市「上山集楽」超小型モビリティ試乗会

2月28日、高齢化が進む中山間地域での移動の自由を確保、日常生活、農林作業、棚田観光活用を目指し、NPOと地域の皆さんが本格活動を開始しました。トヨタモビリティ基金を活用、岡山大学や東京大学、美作市が支援します。

午前中は、全国から集められた超小型モビリティに、来場された皆さんが次々に乗車され会場は一気に盛り上がりました。いつもご指導を頂いている東京大学鎌田実教授の研究室から久保登特任研究員が現地入りして下さいました。かくして様々なパーソナルモビリティが、棚田が広がる上山地区を所狭しと快走する景色に未来への光明を見た気がしました。NPOの皆さんが、試乗された方に感想を聞いて、集約、感想会で報告をされました。その総評を小職が担当いたしました。

ファーストレディである安倍昭恵(愛称:アッキー)内閣総理大臣婦人はじめ、アナウンサーやエッセイスト時代からケンケンの愛称で親しまれている見城美枝子氏(青森大学副学長、NPO法人ふるさと回帰支援センター理事長)、梶谷俊介岡山経済同友会地域振興委員長もフル参加され驚きました。

午後には、石破茂地方創生大臣もお見えになり、大臣が上山棚田団に導入された新型のコムスに、そして萩原誠司美作市長が岡山大学のコムスに試乗されました。岡山大学からは教員3名(工学部河原伸幸先生、環境理工学部氏原岳人先生、小職)、そして職員2名、学生2名の計7名が参加いたしました。

石破大臣と直接お話できるタイミングがありましたので、超小型モビリティの基準を明確にして頂くよう進言申し上げました。シンポジウムでは、見城美枝子氏の講演に続き、今回の企画の仕掛け人である西口和雄一般社団法人上山集楽代表理事の進行で、安倍氏、見城氏による熱いトークに会場が沸きました。

今後、この活動を進めるNPO英田上山棚田団やNPOみんなの集落研究所はじめ皆様に感謝です。