第3回岡山市アリーナ整備検討会議


岡山市が検討を進める、アリーナ整備検討員会が、8月29日、9月26日に続き、11月20日、第3回アリーナ整備検討会議として、岡山市役所本庁舎3階 第3会議室にて開催されました。今回は、最適規模の考え方についての整理が行われ、また、アリーナ整備に関するアンケート(中間報告)がなされました。弊職からは、日本国全体はもとより、岡山市・岡山県で進む急速な人口減少や規模が大きいアリーナにするほど維持費が膨らむ点を指摘させて頂きました。とりわけ、岡山市は、「公設での建設を基本として進めるが、運営は民主導で黒字を出して欲しい」との考えを示していますので、収支の観点から大きな施設は維持費が大変なため、その点を重ねて指摘申し上げました。結果として「7000席から8000席、最大1万人ほどの収容規模で整備を行う」との方針が決まりました。すなわち、これまでの想定より拡大し、最大1万人程度を収容可能とする方針となった訳です。特に、スポーツ団体が中心に議論が進められてきましたが、コンサートの開催が議論をリードしている印象を受けました。
この方針を受け145億円としていた総事業費の見直しなどが必要となり、大森雅夫市長は、「企業版ふるさと納税の延長を政令指定都市全体で決議し、国に要望した。アリーナのプロジェクトにおいても経済界からの協力をお願いできれば」 とのコメントをされました。
次の会議は12月27日に開催され、建設や運営などの費用について検討がなされるようです。