備中玉島みなと朝市


玉島と企業の未来を考える会、『第一期Tamashima Innovation Meeting(タマシマ イノベーション ミーティング)』が、2021年10月19日にスタートして以来、3年の歳月が流れました。玉島の旧市街地を中心として、さらに新倉敷駅周辺、そして倉敷市や高梁川流域へ地方創生の輪を広げるべく企画会議を継続して参りました。初回から3年間、企画運営コーディネーターを担当させて頂いて参りました。これまでの3年間を振り返りますと、守永会頭の呼びかけにより、地元企業の若手経営者が中心となり議論を重ねて参りました。
その議論の末に、今回、結成されたのが「タマシマリバイバル」です。タマシマリバイバルは、「玉島を住みたい街」としてブランディングを行っていく事を目的として玉島イノベーション ミーティングで議論を重ねて参り、目標に掲げた若者によるまちづくりの展開を実践するために、次世代の担い手である玉島高等学校、玉島商業高等学校、作陽学園高等学校、山陽学園大学地域マネジメント学部の学生とともに、11月12日、地元の人気イベントである備中玉島みなと朝市にてテストプロジェクトを実施する運びとなりました。今回のテストプロジェクトでは、備中玉島みなと朝市の中で三高校プロジェクトを同時展開、まず、玉島高等学校の学生が考案した「セルフ写真館」は、プロ仕様の撮影機材を用意し、プロさながらの写真を撮影できる2種類の特設ブースを設置、一つは玉島の昔の風情を感じられる昭和レトロブース、もう一つは、時節を活かした七五三ブースを設けて、七五三に訪れた家族連れの皆さんを中心ににぎわいました。若者に人気のセルフ写真館サービスを高校生目線で独自でアレンジ、玉島の昭和レトロ気分を楽しめるのがポイントであり、撮影料は無料でした。次は、2023年(今年)4月に津山市から移転した作陽学園高等学校の学生が、羽黒会館内で「生ライブ演奏」を実施しました。アコースティックギター、ピアノ、カホンと羽黒会館の雰囲気に合わせたセットリストを用意、45分×3回の公演が実施されました。参加費は無料です。中島みゆきの「糸」の演奏は、ボーカルとギターの息がぴったり、聴き惚れました。そして、玉島商業高等学校の学生は、10年前に惜しまれつつも閉館し、現在空き家となっているみなと湯で「謎解き宝探し」を実施しました。玉島の昭和レトロのシンボル的な存在であるみなと湯を1日限定で公開し、訪れた方に玉島の新たな可能性を感じてもらうことを目的として開催、大勢の参加者で大盛況でした。ここも参加費は無料でした。
そして、山陽学園大学地域マネジメント学部による地域フィールドワークや、アンケート調査の実務ノウハウのある学生チームにより、玉島エリア三高校の連携時事業のサポートとアンケート分析などを行い、本プロジェクトを高大連携でサポートされました。
こうして、玉島商業高校、玉島高校、作陽学園高校、記念すべき3校連合企画による出展企画が実施され、各校の校長先生はじめ、山陽学園大学の学生さんのサポートあり、商工会議所会頭、副会頭も揃い踏み、若手経営者、商店街連盟会長、大学教員、議員先生など、地域総出の催事がキックオフできました。
今後の展開にご期待くださいませ。