暑い京都

京都駅を出ると大勢の修学旅行の子供たちと大勢の外国人観光客でごった返していました。
バスも満員で、途中の停留所でも乗り降りが激しく、観光スポットが多い京都市内ならでは、移動の多さが凄いことを再認識しました。

6月13日、バスは銀閣寺行きに乗り、府立大学病院バス停で降りました。
降りた瞬間、むっとした暑さが全身を包みました。
病院を横切り、鴨川河岸に出ました。
川の中に並ぶ飛び石を、革靴ですが、落ちないように気を付けながら、京都大学病院側へ渡りました。
川の中央から川面をのぞき込みますと、美しく見事に澄んでいます。
綺麗な水に吸い込まれそうになりました。
さて、今回の目的は、お世話になっている京都大学の研究室が、この4月から本部キャンパスにあるレンガ造りの旧「土木工学教室」から、元の左京区役所跡地に建てられた「東一条館」に移りました。4月、5月は忙しくてオンラインでの活動でしたので、今回が初の新研究室訪問となりました。

まず場所を確認してから、腹ごしらえをしようと、近所をぶらぶらしましたら、歴史を感じる定食屋さん「とくら」を見つけました。
いろいろな種類の焼き魚定食のメニューがずらりと並んでいました。
その中から焼き鯖定食とアジフライ定食のチョイスを迷いました。アジフライも揚げたてということで、アジフライにして、小鉢を数点追加しました。待つことしばし、次々と常連さんが入店され、あっという間に満席となりました。
期待通りの見事な熱々のフライが目の前に鎮座しました。
女将さんがソースを出してくれながら「ソースはかけなくても美味い」と言われました。
味に自信ありとの証拠です。
質量ともに大満足でした。
食後には、+100円で「冷やしあめ」を頂きました。
京都らしさを感じました。

さて、東一条館には、「総合生存学館(思修館)」のプレートが掲げられていました。
ここには地球規模で複合的課題の解決をめざす新しい総合生存学大学院が入っています。
同館に入居する様々な組織を眺めますと、それぞれは何の関係性や脈絡も無いように感じました。一方で「生存」の言うキーワードは有りなのかとも感じました。
1階のオープンスペースは広くて自由に使えます。
また、デザインも機能的だとの印象です。
さて、所属は「産官学連携本部 証券投資研究教育部門」です。研究室では、研究室の所属の先生方が一堂に介して、活用するシステムの調整作業を主に行いました。

さて、夕方になりましたので、引っ越し祝いを兼ねて交流会を百万遍にある「樽八」さんで開催しました。京都料理を中心に多くの品々を注文しました。どの品もとても美味しく頂きました。さすがに京都のお店のレベルは高いと確信、納得しました。
大学へのお土産は、創業安政三年、京菓子司「満月」さんで阿闍梨餅を買い求めました。
あわただしい日帰り出張でしたが、京都の猛烈な蒸し暑さもあり、エネルギー全開の一日でした。
新幹線に少し遅れが出ていて、かろうじて座れましたが自由席は満席でした。

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