岡山県自然保護センター

休みの日は、メタボ対策で、なるべく歩く時間をとるように心がけています。
それでも最近は体重の増加傾向がとまらず困っています。
6月4日、朝から洗濯を済ませてから、休みの日にしか動かさない愛車のベンツで、コロナ災禍で遠ざかっていた、和気町にある岡山県自然保護センターへ向かいました。

赤磐市の赤坂支所経由でルート取りをしていましたので、まず、「赤坂青空市」へ立ち寄りました。孫が喜びそうな果物があれば、購入しようと思いましたが、いまは丁度、端境期らしく、めぼしい品がありませんでした。隣県の鳥取県では倉吉のスイカが出始めているはずですが、地元の品で固めているため、ありませんでした。
一箱500円で形の良い「スモモ」がありましたので、自分のご褒美用に購入いたしました。

さて、岡山県自然保護センターは、「自然との触れ合いを通じて、県民の自然への理解を深め、 自然の保護についての認識を高めるため、平成3年11月に和気町(旧佐伯町)にオープンした自然体験のできるフィールドを有した自然保護・学習施設であり、自然保護に関する指導者の養成研修、調査研究、情報の収集・提供、ボランティアの養成、関連施設とのネットワークづくり等の機能を併せもった」施設です。駐車場にクルマを停め、センターの散策ルートへ入りました。6月4日は、「ササユリの咲くとこ どんなとこ」の銘打った観察イベントが開催されていて、参加された大勢の皆さんが「ササユリ」観察をされていました。

このように、このセンターでは「身近な自然に触れ合い、親しめるよう、各種自然観察会、植物基礎講座、研修会等を開催するとともに、校外学習の指導や総合学習などのプログラムの実施、機関誌(自然保護センターだより)の発行などを行っています。」と紹介されています。

そのほか、人材育成、調査研究、情報の収集及び提供などが、センター活動であるそうです。そして、このセンターの目玉は、何と言っても「国の特別天然記念物及び国内希少野生動植物種に指定されているタンチョウを飼育しています。現在36羽の個体の飼育や野外飼育調査などを実施(2023/04/10現在)。」している点です。
広い池には、自然の姿で放し飼いにされています。

もちろん池のたもとには、餌の小魚が撒かれていて、タンチョウ鶴たちが美味しそうについばんでいます。
さらに傷病野生鳥獣の手当と自然復帰のためのリハビリ飼育を行っています。

さて、ここには多くの花々が咲いていて、広いセンター内を散歩しながら、その花々を愛でることが楽しみです。
アザミ、つつじ、菖蒲、水芭蕉、などなど、次々と目を楽しませてくれますので飽きません。

さらに散策コースを楽しんでいると、大勢の人たちが、しゃがみこんで何かをしています。近くまで参りまして、お尋ねしますとトンボの写真を撮っていると教えてくださいました。カメラが向かっている先を見つめましたが、よく見つけることができませんでした。すると「小さな赤いトンボがそこに見えるでしょう」とお教えいただきました。凝視してみますと、確かに赤いトンボを発見することができました。名前は「ハッチョウトンボ」、日本で一番小型のトンボであり、世界でも最小種に属するとのことです。その名の由来は、愛知県の八丁味噌で名高い地区で発見されたのでハッチョウ、またの説は京都の八丁畷付近で発見されたのでハッチョウの名がついたとお教えいただきました。
私も普及品のカメラですが、皆さんと同じように寝そべって、トンボのぎりぎりまでレンズを近づけて撮影しました。

また、ビジターセンターで休憩してから、センター内を一周して駐車場へ戻りました。
歩数は約1万歩がカウントされていました。平地の1万歩と違い、ここは結構なアップダウンが続きましたので、大汗をかきました。

このセンターからクルマで数分のところに、天然温泉「ツルの湯」があります。
源泉掛け流し、加温あり、加水・消毒はなしで入浴料は700円です。有名な石風呂コースもあるようですが、入浴料が2,100円との表示です。ちょっと高額過ぎて断念です。一方で、受付前に、野菜の直売コーナーがあり、お聞きすると「どれも100円です」とのことでしたので、白菜、トマト、エンドウ豆、大根、玉ねぎをワンコイン(500円)で買い求めました。

お腹がペコペコになりました。
赤磐市で、最近人気の中華そば屋「きんばね」さんを探して、立ち寄りました。
ネギチャーシューに味玉入りの大盛を注文いたしました。
店内は、ラーメン屋さんとは思えない、イタリアンレストランを名乗った方が良い店のつくりと店内レイアウトでした。
味は、まずまず満足のいくものでしたが、ちょっと盛り過ぎたため、お値段が高めになりましたので、次回、来店させて頂くことがあった際には、普通の中華そばにしようと思いました。

自宅に戻り、まずはエンドウ豆をしばらく塩水につけてから、煮物にして食しました。
また、スモモも水で洗い、少し冷やして食しました。
地産地消はシンプルでも味わい深く満足です。