一時はコロナの影響で危機的な事態に見舞われましたが、それを乗り越えて、学生たちの活動は10年目となり、この日を迎えてくれました。除幕式は、サークル代表の梨野勝己君の開会挨拶で幕が開け、奉還町商店街振興組合の岸卓志前理事長(岡山県商店街振興組合理事長・有限会社 岸佛光堂会長)とファジアーノ岡山の北川真也社長の挨拶、来賓として、岡山商工会議所の髙谷昌宏副会長(株式会社サンヨープレジャー取締役社長)が祝辞を述べてくださいました。また、岡山県環境文化部の久山順一文化スポーツ振興監、岡山市市民生活局の岩田修次長(スポーツ文化部長兼務)らが駆けつけて下さり、久しぶりに良き学生主役の活動を産官学と地域関係者で展開されました。
なお、このタペストリーの作成に際しては、スポンサーとして、株式会社岡山スポーツ会館(OSKスポーツクラブ)、岡山トヨタ自動車株式会社、西日本旅客鉄道株式会社岡山支社、菅公学生服株式会社、株式会社中国銀行などが学生のために資金提供下さり、大いに応援を頂くことができました。岡山大学の視座からは、学都基金とは異なりますが、学生たち自らがタペストリー制作に際して地域社会のためにとの思いを込めて資金を集めた事例(広義の意味でのベンチャー意識の醸成)であると自負しています。 新調されたタペストリーは、全2枚で構成されており、各タペストリーは両面印刷で、順位、試合結果を表示し、岡山の名所や、ファジアーノ岡山や奉還町商店街のキャラクターを取り入れたデザインとなっています。このデザインと製作はDieode Design株式会社、マスコミからは岡山放送、テレビせとうち、山陽新聞が取材に来て下さいました。
岡山大学からは、三村由香里理事が列席、地域の皆様へ心のこもった謝辞を申し上げました。除幕式の謝辞は、2年生の三谷真矢君が申し上げ、大きな温かい拍手のなかで閉会いたしました。
また除幕式の準備段階から当日まで、総務・企画部社会連携課の皆さん全員にご協力いただき、教職協働の喜びを実感することができました。 正直、サークル顧問として、コロナの影響で学生を地域へ出せなかったため、この活動を中止せざるを得ないと真剣に悩み続けましたので、それを乗り越えた学生たちを誇りに思いました。
那須保友学長が掲げる『誇りと希望の学都』を実感することができました。
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