有隣荘見学

大原美術館の個人会員になっており、なかなか拝観できない大原孫三郎の私邸兼迎賓館であった有隣荘の拝観券が送られてきましたので、期間中にぜひ参りたいと思い、4月30日、午後から電車で倉敷へ向かいました。
ここは「緑御殿」とも呼ばれることでも有名な艶やかな緑色の瓦が目を引きます。これは、瓦に「独特な釉薬が使われており、泉州堺の瓦職人に特別注文したもの」だそうです。

周辺が、真っ黒な日本瓦の屋根と白の土塀が並んでいるために、本当に鮮やかな緑の屋根瓦が、遠くからも人々の目を引く造りであります。また室内はどの部屋の柱や梁の木に、節が全くなく、シンプルななかにも当時の贅をつくした建物であると容易に想像がつきました。また、お庭の景色も見事であり、大きな自然石が鎮座しておる風情に孫三郎翁の気概が感じられました。

拝観後は、美観地区にある「倉敷SOLA」のバタトンで、午後のデザートにアイスを頂き、それから竹林の小庭を眺めながらひと休みいたしました。
そして、会員でありますため、年に何度も参りますが、大原美術館を拝観して、名画に癒されました。つつじの花が満開でした。
こうして心の安息を得て帰路につきました。

岡山駅へ戻りまして、イオンモール岡山に用事がありましたので、ついでに、普段はあまり行かないレストランコーナーへ参り、初めて「紅虎餃子房」に入店、早めの夕食を済ませて帰宅いたしました。

こうして4月最後の日を、岡山と倉敷の両方の美術館巡りとさせて頂きました。
岡山は、本当に奥が深い、楽しい街であります。
こうした時間を気軽に過ごせる毎日に感謝しています。