雨に山中湖畔で忙中閑有

東京の拙宅へ戻りました3月25日の週末は、一泊二日で山中湖畔へ出かけ、ゆっくりとした時間を過ごしました。
この週末の関東甲信越のお天気はずっとあいにくの雨模様でありました。
出かけから帰宅するまで、二日間共に結構な雨脚が続きました。

ともあれ、中央高速を走り、大月インターチェンジで下車、インターチェンジにほど近い、山梨県大月市の鰻の名店「登喜和」さんへ立ち寄り、特上の鰻重を頼みました。特上にはひれ焼きが一串ついています。さらに、つまみに鰻のバラ煮と鰻の肝の大和煮を追加させて頂き、ノンアルコールビールで、年度末の疲れを癒しながら、体力をつけることにいたしました。お味もボリュームも鰻のバリエーションにも大満足のひと時を過ごすことができました。

大月から桂川を眼下に望みながら一般道を利用して河口湖駅をめざしました。
河口湖駅には、富士急行鉄道の懐かしの車両が展示されています。
中国か台湾からの旅行客の方々でしょうか、大勢の方が記念写真に列をなしていました。
また、山中湖では、水陸両用のかばバスに乗ってみようということになり、これは得難い体験となりました。ただし、雨脚はひどくなり、お目当ての富士山は、すそ野までもさっぱり拝むことができませんでした。

しかし、モノは考えようでありまして、この雨が幸いしてか、宿泊させて頂いた、東京大学山中寮にて、外出ができない分、薪がぱちぱちと音を立てて炎を上げる暖炉の火を囲みながら、久しぶりに長い時間、家族で会話やトランプなどを楽しむことができました。

翌日、3月26日も朝から激しい雨です。午前中に淡水魚が集められた富士湧水の里水族館「森の中の水族館」を訪ねました。水族館の中央には巨大な二重の水槽があり、手前を大型魚、内側を小型の魚が回遊していました。一緒に入れると大型魚が小魚を捕食するので二重水槽にして、富士山の湧水で自由に泳いでいるとの説明に納得しました。
その他にも、淡水のクラゲや山梨県内で養殖されている魚や海老などの紹介など、誠に興味深い展示に満足いたしました。

この日のうちに岡山へ戻らねばならず、少し早めのお昼に山梨名物の「ほうとう」を名店「木こり」さんで頂きました。久しぶりのほうとうの味は格別でした。われわれの後には大勢の行列ができていました。激しい雨の中を安全運転で東京の拙宅へ戻り、荷物を降ろして、軽装にて岡山へ戻りました。毎度ながら、新幹線は自由席ですが、年度末であり、東京駅でほぼ満席、新横浜からは、お立ちのお客様がでていました。
年度末のあわただしい忙中閑有でありました。