土用の丑の日

鰻の稚魚が減少して鰻の値段がずいぶんと値上がりしました。
だんだん庶民の口から遠ざかって参ります。

一方、夏の暑さは厳しくて、ここで夏を乗り切るためには鰻が欲しくなるのが人情です。
最近は、牛丼屋チェーンで鰻丼を提供するお店が増えてきましたので、1000円前後はしますが、上手に調理と味付けを施してありますから、時々、お世話になっています。また、友人が到来物だと、調理パックされた鰻をくださったので、さっそく自宅で湯煎にして丼で楽しませて頂きました。

岡山では、岡ビルにある川魚専門店「光吉商店」さんが有名で、天然物も扱っています。
今年は、7月20日、仕事のさ中にお店の前を通りましたので、写真を撮らせて頂きました。ところが、公務中であり当たり前ですが買い求めることはできませんでした。
煙と雰囲気を味あわせて頂きました。

さて、7月22日は、東京出張でしたので、翌日7月23日、今年の土用の丑の日は、御殿場まで鰻を食べに出かけました。富士山の清水で育て上げた三島産の鰻を「むつごろ」さんで食しました。
この日は開店から入れて頂き、座敷にあがりながら、ご亭主の鰻の捌きから焼きまでを間近で拝見させて頂きました。
「むつごろ」では、関東風は蒸しを施し、関西風は蒸しの代わりに鰻をご飯に潜らせご飯の暖かさで程よく食べごろにするとの説明を頂きました。
まずは、卵をふんだんに使った鰻巻きをノンアルビールで頂き、そのあとでお待ちかねの鰻重3900円に舌鼓でした。
最高の逸品に満足でありました。

拙宅の庭のユリや百日紅の花も元気に青い夏空に向かって伸びています。
ブルーベリーの実も熟し始めています。
みんな猛暑に負けずに生き抜く真夏です。