スポーツ庁訪問

東京五輪開催を契機とした地方創生に向けた地域レガシーの創出に取組んできました。
岡山経済界と自治体が知恵を出し合い、岡山県内のプロスポーツチームを応援しながら、その流れを岡山大学が学の立場からお手伝いするプロジェクトが具現化しつつあります。
プロジェクトの一つが、経済界が中心にオール岡山の体勢で、室内競技チームである岡山シーガルズ、リベッツ、トライフープに、屋外ながら岡山のスポーツを牽引するファジアーノ岡山を加えた4チームが利用できるアリーナを、岡山市が公設民営で建設する検討が本格化しています。もちろん岡山市民のためであり、県都の立場からは岡山県民の利用はじめ県外や海外からの集客拠点としての機能も議論が始まりました。このプロジェクトは日本政策投資銀行や日本商工会議所にもアドバイスを頂きながら進めて参りました。
もう一つのプロジェクトが、岡山シーガルズのファンがタイ国に大勢いる国際性を活用して、岡山とタイ国の交流を促進しつつ、岡山県企業のタイはじめASEANへの進出、また、岡山県の特産品である葡萄や桃などを世界へ発信するメインストリームとなるよう岡山とバンコクの直行便の就航を視座に置いた岡山県のプロジェクトが、JETRO岡山の協力を得て、スタートしています。
7月22日、こうしたスポーツを起点としてオール岡山の産官学が連携しながら知恵を出し合い、それをJETROや日本政策投資銀行など国の機関が後押しして具現化、社会実装することは、国の地方創生の政策方針、すなわちスポーツ庁の政策方針であり、国に従いながら活動することにより、東京五輪後の地域におけるレガシーの創出を進めていることを、荒木秀治学務部長と共に、スポーツ庁を訪問、複数の担当部署にお集まり頂き、岡山大学の立場からご説明、ご報告申し上げました。
スポーツ庁からも数々の貴重なアドバイスと最新の情報を頂戴することができました。
また、この流れを温かく見守って下さりながら、その成果に大いに期待しますとのコメントを頂きました。
一歩一歩ながら、こうしたたゆまぬ歩みを続けて参ります。