人を大切にする経営学会中国支部第5回公開フォーラムが、11月19日、会場は島根電工株式会社本社をお借りして開催されました。岡山から、萩原工業浅野和志社長と一緒に松江へ向かいました。小職は司会、中国支部長の浅野社長は冒頭挨拶の役回りです。朝8時の特急で岡山駅を出発、10時過ぎにJR松江駅に到着、タクシーで会場の島根電工に向かいました。通称ブラック企業を無くす中国5県の経営者の皆様にご参加頂いての学会がスタートです。
島根電工玄関では社員の皆様のお出迎えを受けて、さっそく応接へご案内頂きました。
学会長の坂本光司先生は、既に到着されており、荒木恭司社長と懇談されていました。
浅野社長とミーティングに加わり、進行の最終確認をいたしました。
そのあと、島根電工様のクルマで松江城のお濠のほとりにある、八雲庵へご案内頂き、昼食をとりました。
武家の日本家屋を改装した庭園が見事な「八雲庵」のお座敷で、松江の名物はじめ、出雲そばを頂きました。
お味はやさしく絶品でした。
お堀端で記念写真を撮影、社へ戻り、会場を確認いたしました。
大方の大学での学会と異なり、島根電工の皆様方のお心遣いは見事で、整然と配置された部屋には、万全のコロナ対策がなされ、また、全席にワイヤレスマイクが設置されているのに驚きました。
200名を超える参加者で会場は満席となりました。
開会にあたり、中国支部長をつとめる浅野和志社長から開会挨拶、そしてホスト役をお受け頂いた企業から、島根電工の野津廣一専務取締役より歓迎の言葉を頂きました。
そして講演1は「賃金についての一考察」と題して坂本光司学会会長、休憩を挟み、講演2では「不思議な会社に不思議なんてない~期待を超える感動を」と題して、島根電工株式会社荒木恭司代表取締役社長から、 「今の時代は急速に変化を続ける中で、島根の地元企業として、お客さまを感動させる商売をやり続けなければいけない。これまでやってきた事業と関係ない事業はできないため、「住まいの快適環境を提供する」というこれまでの事業をはじめ、電気工事や水道工事など、島根電工が提供申し上げるサービスが、お客さまにとって、わくわくする気持ちをもって頂ける経営に心掛けてきた。公共事業受注主体から「おたすけ隊」による小口工事の受注拡大に成功した結果、右肩上がり成長を続け、バブル期よりも売上、利益を1.8倍に伸ばしている。社員はお客様を、経営者は従業員を大切にする経営に努めている。」との講話を頂き、会場から盛大な拍手が送られました。
また、質疑応答では、荒木社長(副支部長)、坂本会長、浅野支部長にお並び頂き、小職がコーディネーター役をつとめ、多くの皆様から感想や質問を頂きました。
こうして、盛況のうちに支部フォーラムを結ぶことができました。
フォーラム終了後、島根電工の社屋を見学させて頂きました。
随所に創意工夫がなされた島根電工経営の神髄を垣間見ることができました。
さらに今回の研究内容の評価会を開催いたしました。
不昧公のおもてなしの心構えが生きる島根県人気質による松江の皆様方のお心遣い。
翌朝、会を振り返りながら、宍道湖に向かいて深く感謝した次第です。