裳掛虫明と備前

お昼に無事イベントが終了しました。
心は晴々、時間に余裕がありましたので、裳掛(虫明)の港へ廻り、しばらく海を眺めてから、しばらくクルマを走らせ瀬戸内の多島美を一望できる日本の朝日100選に選ばれている「追門の曙」と呼ばれる絶景スポットへ参り写真を撮りました。


ここは何度訪れても後悔させない、岡山県屈指の癒しのスポットです。
秋風に吹かれながら、日頃のストレスを解消しました。
残念ながら、瀬戸内を眺めながら入浴できる「いこいの村」は、コロナで閉鎖中で、一日も早い再会を祈るしかありません。
空腹の虫が鳴き始めましたので、もう一足、備前市まで足を延ばして中華「八仙」まで参り、中華そば3分の2に、から揚げ3ケ、そして小ライスのカロリーオーバーセットを注文いたし、おかげで心もお腹も満たされました。


途中で、備前市が誇る備前焼の登り窯跡を訪ねました。
平成29年4月28日、備前焼(備前市)は、越前焼(福井県越前町)、瀬戸焼(愛知県瀬戸市)、常滑焼(愛知県常滑市)、信楽焼(滋賀県甲賀市)、丹波立杭焼(兵庫県篠山市)とともに、日本六古窯として連携して日本遺産に認定されています。この日(10月24日)は、JR伊部駅の南側の小高い山に「伊部南大窯跡」があります。3本の巨大な登り窯があったとされ、長いものは全長53.8m、幅5.5mの巨大な窯であり、こうした窯は室町時代末期に築かれ、江戸時代には岡山藩池田公の保護政策と管理体制により、繁栄を続け、江戸の末期まで操業していたと伝えられています。
現在の跡は、備前焼の割れたかけらで一杯です。
この登り窯の跡を一番上までかけらを踏み分けて登りました。
太古の歴史にタイムスリップ、その荒ぶる登り窯の炎が生み出す備前焼の素朴な力と陶芸家の気を身体に受けることができたと感じました。
豊かな自然、そして歴史と文化に彩られた岡山県です。