危機に瀕する地域公共交通再生の道を示す

依然、パンデミックが収まらず、また少子高齢社会が進行、多発する自然災害も含め、地域公共交通は深刻な事態を呈しています。
一方、高度化するIT・ネットワークがモビリティ社会の救世主となりうるか、またデジタル庁の開設によりDX時代への対応が求められる昨今です。
こうしたなか、地域公共交通研究所主催(理事長:小嶋光信両備HD会長)により、全国の英知を集めたシンポジウムジウム 「地域モビリティの再構築」出版記念 第7回地域公共交通総合研究所オンライン・シンポジウム 〜危機に瀕する公共交通再生の道を示す!〜が国土交通省や土木学会の後援を得てオンライン開催されました。
地域の移動を支える地域公共交通は、あらゆる意味で転換期にあります。喫緊の課題として、昨今のコロナ禍で公共交通事業は「危」路ともいえる瀕死の状態にあり、中長期的には、少子高齢化と人口減少下において様々な技術も活用した再構築が求められています。
本シンポジウムでは、地域公共交通の現状の課題をふまえ、その再構築に向けた論点と方向性、さらには方策について、様々な角度から議論し今後を展望しました。
全国自治体、交通事業者など約500名の参加があり、熱い議論がなされました。

このシンポジウムは、先般上梓した『地域モビリティの再構築』の出版記念を兼ねたシンポジウムでした。
本書では編著を担当させて頂きましたので、シンポジウムでは、万感の思いを込め開会挨拶をつとめさせて頂きました。