琵琶湖周航の歌

朝は6時に起床、7月24日は延暦寺への山道を越えて琵琶湖へ抜け、湖西側を高島市方面へとクルマを走らせました。
自動車専用道が整備されており、進行方向の右側に琵琶湖の美しい風景を眺めながらのドライブです。
途中、白鬚神社でひと休みいたしました。

近江最古の大社と言われる白鬚神社は、「古くから延命長寿白鬚の神として広く崇敬され、また縁結び・子授け・福徳開運・攘災招福・商売繁盛・交通安全など人の世の総ての導き・道開きの神として信仰されてきました。」また「創建以来2000余年の歴史を誇り、現在の社殿は豊臣秀吉の遺命によって、その子秀頼が片桐且元(かたぎりかつもと)を奉行として造営したものです。」とあります。
湖中に大きな鳥居が立つ姿は誠に趣があります。
境内をぐるりと参拝させて頂きました。

さて、湖西から琵琶湖の北端を廻り、長浜港へ到着、竹生島行き観光船第1便に乗船しました。
船内の観光案内アナウンスで旧制第三高等学校(京都大学)ボート部寮歌である琵琶湖周航の歌が流れました。
歌詞に竹生島が唄われていることは有名です。

竹生島桟橋へ上陸してから拝観料をお支払いして宝巌寺を目指しました。それにしても、ここ宝厳寺の石段は誠に厳しく、途中で何度も休みながら国宝「唐門」や「法華経序品(じょほん)」、重要文化財「観音堂」「石造五重塔」などを参拝して廻りました。
さて宝巌寺は弁才天の聖地として古くより多くの信仰を集めており、人々を苦しみから救い幸せに導いてくれる女神とされています。
また「弁天様の幸せ願いダルマ」といって、小さくて赤い可愛いダルマの中にお願い事を書いた紙をダルマの中に収め、本堂に奉納するという願掛けがあります。このダルマに、岡山シーガルズの体育館建設」を祈願、書き記した紙を丸めてダルマに入れ込み奉製・奉納しました。この奉納ダルマは、本堂にて一年間祈願していただけるとのことです。


長浜港へ戻り、湖岸線に沿って南下、彦根市を経由して近江八幡市にある長命寺に参拝いたしました。ここも下から昇ると808段の石段という境内まで厳しい石段が続くお寺です。
中腹の駐車場までクルマで行き、最後の石段をぼつぼつ、ゆっくりと昇り、ようやく広い境内に着きました。ここからは琵琶湖を眼下に眺めることができます。

千手観音の本尊、聖観音、十一面観音、毘沙門天などが祀られており、それぞれをお参りいたしました。
琵琶湖を一周した思い出に残る小さな旅となりました。