五輪開会日は京で学ぶ

いよいよ東京を中心に再び緊急事態宣言が発令されコロナ感染が拡大しつつあるなか、2021年7月23日(金)、第32回オリンピック競技大会開会セレモニーが開催されました。
この日は、非常勤研究員の任を頂いた京都大学で学ぶ時間といたしました。


平素は新幹線利用なのですが、今回は人込みを避けるため、クルマでの移動といたしました。
高速道路は比較的スムーズに流れました。
初めて新名神を利用いたしました。
早々に予約した烏丸三条のホテルへ直行、駐車場へクルマを預け、PC、資料を背負って徒歩にて大学を目指しました。
盆地である京都の夏は暑く冬寒いと言われますが、本当に風が無い炎天下、折り畳み傘を取り出して、猛暑を凌ぎながら、京都御苑(御所)を斜めに横切りながらキャンパスを目指しました。
苑内には観光客の姿はまばらでした。
さて、御苑を抜けて、京都府立医科大学へ出ましたので、1階のローソンでお茶とおにぎりを買い求め、鴨川公園の河岸の木陰のベンチでお昼といたしました。

蝉しぐれを聞きながら川中の鷺を眺めながら一服いたしました。
河原には多くの子供たちが水浴びをしています。
政令指定都市のなかでも、中心街を清水が流れ、水遊びを楽しめる、さすが京都がなせる古都の風情であります。

鴨川を渡り、近衛通りを抜けて、ようやく吉田キャンパスに着きました。
有名な「吉田寮」の前には、いまでは見かけることがほとんど無くなりました「タテカン」が堂々と並びます。
学生時代を思い出しましたが、いまでは京都大学でしか見ることができないのではないかと思料します。
生協が営業していましたので、エアコンが効いていることを良いことに汗が引くまで京大グッズなどを眺めながらひと休みさせて頂きました。

さて、本部キャンパス内にある研究室へ向かいました。
経営管理大学院が入る研究室は、いまではレトロ感満載の建物ですが、レンガ造りの旧「土木工学教室」です。
休憩を挟みながら夕方まで研究交流の時間を持ちました。
日暮れ時が近づいてきましたので、コロナ感染回避行動をとり、理学部、農学部門の近くにあるラーメン屋さんまで買い出しに行き、お持ち帰りの中華総菜で、研究室にて夕食の時間といたしました。
時は東京五輪の開会セレモニーの時刻でしょうか。
意図したわけでは無く、全く別の時を過ごしました。
定年が近づきつつありますが、改めて、研究者としての時間も大切にして参りたいと決意を新たにした記念日でした。