第2回吉備高原都市スーパーシティ推進協議会

国が構想、推進、公募する「スーパーシティ構想」に、岡山県からは吉備中央町が応募に向けた準備を進めています。令和2年12月7日、吉備中央町「きびプラザ」において、吉備高原都市スーパーシティ推進協議会設立総会が開催され、産官学金民等の関係者ら約100名が参加、同協議会は吉備高原都市スーパーシティ構想の実現を目的として、山本雅則町長を会長とし関係者ら32の企業や団体会員で構成されました。会員から先端的サービスにおける事例紹介や取組提案等が行われ、医療、教育などの5分野と様々なデータを連携・共有させることで、複数分野の先端的サービスの実現を可能にするために分科会を設置、吉備中央町が取り組む先端的サービスを具体化する協議がスタートしています。


その第2回となる吉備高原都市スーパーシティ推進協議会が、令和3年1月20日、きびプラザにおいて開催され、同日も産官学金民等の関係者ら約100名が参加、協議会顧問の東京大学特別教授や岡山大学特別招聘教授で建築家の隈研吾氏もWebで参加されました。議事では、スーパーシティ公募申請や全体の活動状況、各分科会における取組状況、今後のスケジュールについて報告がなされました。

岡山大学は、この取組みに参加、那須保友理事(研究担当)・副学長がシステムアーキテクト(総括プロジェクトマネージャー)に就いています。同日は、那須理事がWebによる参加であったため、小職(同協議会メンバー)が代理として現地参加、3月の国への応募申請に向けて、関係者と意見交換を行いました。

時間がありましたので、同町内の吉川八幡宮に詣でました。同町のHPによれば「京都の石清水八幡宮の別宮として、平安時代中期に創建されたと伝えられる国指定重要文化財です。当番祭は県下三大祭りの一つであり、約1ヶ月続き、大祭のハイライトは、白装束の当番様による「走り競べ」です。」と紹介されています。


また、同寺に隣接して、同町出身の昭和を代表する造園学者である重森三玲を顕彰する記念館があります。同町のHPによれば「重森三玲は日本美術学校で日本画を学び、その後造園、庭園学を独学で学び、氏独特のモダンを取り入れた枯山水庭園を各地に残す一方で、日本の伝統美である茶道、華道の奥義を極め、全国各地の古庭園の鑑別保存調査事業も行うなど、日本庭園界に多大なる功績を与えました。」とあり、同館横に移築されている三玲氏が18歳の時に取り組んだ処女作「天籟庵」(登録有形文化財)を拝観させて頂きました。

岡山県には、本当に多くの歴史と文化に彩られた名所が数々あることに改めて感銘を受けました。