高梁市防災力向上活動

2年前の西日本豪雨災害被害を受けて、高梁市では地域単位で防災力を向上させようとする活動が、コロナ禍の影響を受けつつも、前向きに進められています。

9月10日、地区防災計画立案に向けて取り組もうとされている3地区を、高梁市のご案内により、氏原岳人准教授と訪ねました。

9時40分に高梁市役所出発、10時に初めの視察地である成羽町成羽・成羽町羽山地区の避難所「成美コミュニティセンター」に到着しました。ここでは成美コミュニティ推進協議会役員の方々と顔合わせをさせて頂き、地域内の危険箇所や特性の説明や地域内の被災箇所(浸水)に行き、被災状況の説明を受けました。また、この地域の防災拠点となるであろう、高台に位置する成羽体育館へもお連れ頂きました。


つぎは、あたご地域自主防災会の自主避難所である成羽福祉センターへ参り、成羽地域局の職員のご案内に従い、あたご地域(成羽町下原)の危険箇所や特性の説明、地域内の被災(浸水)状況の説明を受けました。
そして昼食をはさみ、午後には、山深い集落である仁賀地区の避難所である仁賀コミュニティハウスへ到着しました。ここは河川の氾濫による水害というよりも、山崩れ、土石流、土砂による家屋、道路、水道管の崩落・破損といった災害への備えがテーマとなります。ここでは、仁賀地域自主防災会の大森会長と懇談、意見聴取をさせて頂き、地域作成の「見守り防災マップ」の確認や地域内の被災箇所(土砂災害)の実査に参り、被災状況の説明を受けました。

地区災計画策定に向けて、誠に貴重な現地での調査やヒアリングでありました。現地から、多くのことを学ばせて頂きました。