お昼前に自宅を出発、御津から旭川沿いを県北方面へ愛車を走らせました。
まず、建部「スープカレーq(キュー)」にてスープカレーの辛さ30倍を食し、軽くひと汗かきました。
こうして腹ごしらえを済ませましたので、一路、鏡野町の奥津温泉を目指しました。
さて、お目当ての、棟方志功がこよなく愛した奥津温泉「奥津荘」の立ち寄り湯は、午後2時が札止めですので、ゆっくりと地下から湧き出る温泉を楽しむには、少なくとも午後1時には入浴モードに入らねばなりません。もちろん、安全運転で参りましたが、幸い、渋滞もなくスムースに到着です。この時間は宿泊の方はチェックアウトされており、一般の行楽の方も遊びかランチタイムなので、相当の確率で、他の立ち寄りのお客様と密集することはありません。
こうして、前回と同じく、貸し切り湯に近いラッキーを甘受させて頂き、最高の気分転換の時間を過ごしました。
そして、道の駅をひやかしました。露天のジビエ「猪肉串焼き」の店では、一本一本、部位ごとに表示がされて販売されているのに眼がとまりました。
あとは、子供用プールに「あまご」(岡山のこの地方では「ひらめ」と呼ばれる)を離して、つかみ取りするコーナーにも、思わず笑みがこぼれました。
さて、少々、お腹がすきましたので、これもお目当ての蕎麦処「秀峰」へ参りました。
大人気であり、また、新型コロナ災禍対策の観点から、入場制限と座席が密を避ける配置になっているため、待ち時間が半端でありません。昔なら、せっかちな性格ですので、他の店へ回るのですが、還暦を超えると「時には待つのも楽しみか」と思えるようになりました。
そこで、注文した辛味大根付きのセイロ蕎麦にありつくまでに1時間以上かかりました。
お店は3時で閉店なのですが、2時の段階で私の後ろに2人を受け付けて、早々と暖簾が降ろされました。
こうして、念願のコシの入った、のど越し爽やかな蕎麦にありつくことが出来ました。
私は床の間に近い、座敷では一番上座の席に一人掛け、私の後に来た女性も独りで、彼女はお庭が見える景色のよろしい席に、これまた隣と随分離れて一人掛けでした。
蕎麦の味もさることながら、この三密を避ける席の配置のシチュエーションが、なんとも思い出に残りました。
こうして鏡野町を後にして、一路、自宅に向けて折り返しましたが、日が残っていたので、もう一カ所、どこか訪れたくなり、国道53号線久米南町の道を途中から山へ入り、佛(仏)教寺を訪れました。南北朝に建立されたと伝えられる、山上にある大きなお寺であり、山門から本堂へ続く石段に驚きました。岡山には、まだまだ、見ごたえにある史跡が多いことを改めて確信いたしました。
また、久米南町の道の駅にある野菜の直売所では、とても新鮮な地元野菜が廉価(どれも100円程度)で販売されていましたので、いろいろゲットいたしました。
そして、建部町(岡山市)では、また、ハンドルが勝手に「たけべ八幡温泉」に向かってしまい、温泉の「はしご」となりました。
ここも、疲れた時には、いつもお世話になっている源泉かけ流しのお湯です。
こうして、お昼からの半日、ドライブと温泉、史跡巡りとグルメで楽しみました。