熊本大学まちなか工房

第6回(一財)地域公共交通総合研究所シンポジウムを熊本で開催する予定です。今回は、「激甚災害」、「公共交通の本質」などがキーワードとしてあげられているなか、国が進めるソサエティ5.0(超スマート社会)に深くかかわるMaaS実現に向けた様々な課題や実現可能性についても、公共交通を視座に置き議論のきっかけを作りたいと考えています。また、世界の中で、自動運転をはじめとするIoT/AIをフル活用した新たな技術と新たなコンセプトにより地域の公共交通の未来が切り開かれていく動きが極めて活発化しています。

一方、災害により、人間の構築したものやシステム、コミュニティーは一瞬にして崩壊し、「公共交通」は、人間の纏まりと繋がり、そして国や県、市町、大学、産業、事業者の知見と力を纏め上げ、崩壊した地域を作り上げる「明るい未来づくり」の大切なインフラ一つです。こうした観点から、激甚災害を通じて我々人間の知恵と勇気が切り開いてきた道を辿り、将来の明るい未来づくりに資するシンポジウムとしたいとの思いです。

さて、6月23日、本日は休日ですが、いつも大変お世話になっている溝上章志教授にご無理を申し上げ、熊本大学まちなか工房を開けて頂きシンポジウム開催に向けたミーティングを行いました。打ち合せの甲斐あって、細かい点まで決定、いよいよ正式なチラシが出来上がりました。

熊本城の修復作業が着実に進んでいます。この日は、城内の監物台樹木園を散策いたしました。また、夜は溝上先生に素敵なお店をご案内頂きました。

翌日6月24日は、朝から熊本市を訪問、市の公共交通ご担当の皆様方と、シンポジウムの主に会場の設営や参加者へのご案内などのろじまわりの打ち合わせを入念に実施しました。それから市の車で、熊本都市バス株式会社の本社事務所を訪問、高田晋社長と面談、バスダイヤを統合する試みなど熊本版“K-MaaS”の実践展開をテーマに当日の流れを打ち合わせいたしました。

さらに昼食をはさんで、会場である熊本国際交流会館を訪問、ここも月曜日の休館日ながら、ご担当に出てきてもらい、会場の照明、マイク、控室、垂れ幕、昼食、懇親会など、全体の流れを入念に確認しました。

こうして熊本の皆様にお世話になり、福岡へ移動、後援頂く国土交通省九州運輸局、国土交通省九州地方整備局にご挨拶に参りました。

有意義な時間を過ごすことが出来ました。