コミュニティ政策学会

12月22日は、福山市立大学を開催校としてコミュニティ政策学会シンポジウムが開催されました。

テーマは「人口減少時代『地域力』を高めるコミュニティのありかたと担い手とは」です。

このシンポジウムは7月豪雨災害で中止となった同学会の全国大会にかわる会です。

岡山からは「島々をつなぐ島民有志の島に住みつづけられるための活動」と題して、かさおか島づくり海社の森本洋子副理事長と笠岡市協働のまちづくり課の池田憲太郎課長補佐(本学大学院修了)が登壇されました。少子高齢化が進む島の暮らしを支える様々な活動について現場の実態が紹介され、また課題も明らかにされました。


報告では、坂の町尾道で外から入ってきた若者が地域再生をリードしようとしているかを報告した尾道市山手地区における空家再生と新たな正業、傾斜住宅の地で生活を楽しむ若き移住者たちの活動について、福山市立大学西川龍也教授が、また、福山市田尻地区(高島学区)からは、田尻の未来を考える会の酒井良治氏と中山由子氏が、地域自治組織をプラットフォームに、多様な人たち(新旧住民・Uターン者)が、特産物など地域資源を総動員して「地域アクティブ化」の取り組みを実践展開する活動報告があり、大会委員長でもある福山市立大学前山総一郎教授がコメントを加えられました。さらに福山市松永エリアからは、インターナショナルチームのエリック・ムネネ代表と特定非営利活動法人 NGOひろしまの村田民雄理事長が、外国人労働者の受け入れ、就労が重要な社会問題となる中で、外国籍定住者が「支援される側から支援する側」となって、地域一体化の活動として消防団等活動への参加や多言語FM放送の展開や通訳活動によるコミュニケーション機能を発揮する姿など、どの報告も誠に興味深い内容でした。

また、パネルディスカッションでは、報告者全員が登壇され、これらのケースをもとに、「地域の内発を高め雇用を生み出せるような自給圏」「お互いを支えあえる本格的な生活圏」としてのコミュニティの姿にむけて、どのように「地域力」を維持し、回復することができるのかを問う熱い議論がなされました。司会コーディネーターは、立命館大学乾亨教授、コメンテーターを本学会長である法政大学名和田是彦教授と滋賀大学宗野隆俊教授がつとめられました。

こうして備後地域のコミュニティ活動について真剣そのものの議論が展開されました。

北海道から九州熊本や長崎まで幅広い地域でコミュニティ活動に携わる皆さんが集まりました。離島の暮らしが報告テーマにあったため長崎は対馬から参加された方もいらっしゃいました。

会の結びとして、今回大会委員長をつとめられた前山先生から、中国支部設立に向けた提案がなされ、全会一致の拍手で承認されました。

岡山大学としても、このご提案に賛同して、いつの日にか、岡山でも開催できればと思います。

福山市はバラのまちです。キャンパスにも清楚なバラをみつけました。


また、帰りに新幹線の待ち時間がありましたので、福山城へ参りました。

素敵なライトアップのなか新年の準備が整っておりました。

とても有意義な学会でありました。