交通まちづくり調査[2]─ 愛媛県庁

愛媛県庁でお話をうかがいました

2月24日(木)、朝から愛媛県庁を訪ねました。対応してくれた愛媛県企画情報部管理局交通対策課の越智秀明係長は、偶然にも小職の小学校・中学校の同級生でした。30年以上ぶりの再会でした。

交通対策課係長の越智秀明さん

越智係長のお話は、愛媛県全体の交通問題のご担当であるため、前日の松山市での元気なまちづくりのお話と比べて、急激に過疎化と高齢化が原因で進む県内全体の深刻な交通事情、とりわけ、公共交通(JRの赤字問題、バス路線の衰退、海上交通の減少)の低迷による移動機会・手段の先細りについてであり、聞く側も厳しい表情にならざるをえませんでした。

最新の議会資料を示しながら、県民生活を少しでも維持・向上させようとする県の努力をお示しいただき、おもわずエールを送りたくなりました。

男女共同参画課長の山本亜紀子さん

また、高速道路の無料化が、こうした他のモビリティの維持努力にも影響を与えてきている実情が紹介されました。ここでの問題は地方分権の推進が重要視されるなかで、財源と権限の移譲のあり方が不明確な実態があることを改めて痛感しました。

県庁では、同じく小職の小中高校の同級生で、男女共同参画課長である山本亜紀子さんにもお会いすることができました。越智さんと同じく30年ぶりの再会でした。

松山城で記念撮影

松山城で記念撮影


愛媛県庁を後にして、松山城へロープウェイを利用してのぼり、天守閣から松山市内を一望いたしました。松山市の中心地に小高い松山城がそびえ、その周辺は平たん地が広がります。ですから松山城からは松山市を360度見渡すことができます。幸い、お天気に恵まれ、天守閣からの眺望は最高でした。城山を降りた後でお城の北側で整備が進んでいる自転車道を現地視察してから路面電車を利用してJR松山駅まで出ました。一足先にお帰りになられた亘理部長とおわかれしました。そのあと、四国八十八ヶ所第五一番札所である石手寺に参拝し、道後温泉本館に参りました。
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