交通まちづくり調査[1]─ 松山市

2月23日(水)、トヨタ自動車モビリティ研究会の交通まちづくり調査への随行と小職自身のコミュニティ政策研究所におけるプロジェクト活動の一環として松山市に参りました。今回の調査では、小職の出身地が愛媛県であるため松山市内の案内役をお引き受けいたしました。
東京から松山空港に到着したトヨタ自動車IT・ITS企画部の亘理章部長、佐藤則明部長、コーディネーターの筒井雅之さんと、一足先に名古屋から到着した小職は空港ターミナルで10時に合流しました。
ロープウェイ通り 松山商店街入り口
まず、バスでJR松山駅まで出て、路面電車を乗り継ぎ、第1の現地調査地点である、道路と街並の整備が完成した松山城への登山口にあたる「ロープウェイ通り」に向かいました。電柱を廃して石畳舗装が施された街路は、歩行者や自転車を優先させ、荷捌きのための駐車スペースを確保し、景観に配慮された沿道に並ぶお店は統一感を持たせることにより観光客を迎える「もてなしの道」に整備されていました。そのあと、松山市の大街道から銀天街を抜け伊予鉄松山駅まで続くアーケード街を歩きました。この商店街では自転車は歩いて通行するように自転車の走行を禁止しています。

子供のころと比べると昔ながらの店舗が減り、全国チェーンのお店が増えたという印象でした。大街道の商店街は道幅が拡幅され広くなりました。さらに平日の午前中ということもあり閑散としている感じがしました。伊予鉄の駅ビル(高島屋)で、さぬきうどん(昼食)を済ませて、最初の訪問先である松山市役所へ参りました。

松山市役所1松山市役所2
松山市都市整備部都市政策課の石井朋紀副主幹が対応してくれ、先ほど現地を訪れたロープウェイ通りを完成させるためのご苦労話を多面的にご説明いただきました。

さらに松山城エリアにおける自転車道の整備状況や、交通事故対策を踏まえた市街地周辺エリアへの通学・通勤のための自転車道路の整備状況や計画について調査データや整備プランについてうかがいました。さらに事業が完成した道後温泉周辺部分の観光まちづくりについても努力の成果をお示しいたしました。

宮崎社長

宮﨑社長(左)と私(三村)


松山市役所をあとに、道後温泉宝荘ホテルに宮﨑光彦社長を訪ねました。宮﨑社長は元県庁マンであり、ホテルの前代社長からその力量を買われ、後継者をお引き受けになり今や道後温泉全体の活性化の中心人物として活躍されている方で、道後温泉の旅館組合やまちづくり推進協議会の責任者をされています。

道後温泉駅前

道後温泉駅前


宮﨑社長によれば、「地域の力と熱意により、道後温泉正面玄関前の道路は、クルマの乗り入れを廃して歩行者中心エリアにし、観光客が重要文化財である道後温泉本館を背景に安心して記念撮影ができるようになりました。また、路面電車の終点駅である道後温泉駅前の公園化など周辺エリア再開発(からくり時計の設置や足湯の整備)と併せて観光客にやさしい街並みとなりました」として、実際の計画策定での合意形成にいたる苦労話や実施段階での地域の協力体制など、現地関係者でなければ聞けない貴重なお話しをいただきました。
これはエピソードですが、宮﨑社長の小学1・2年生の時の学級担任が、小職の母親であることがわかり二人とも驚きを隠せませんでした。
交通まちづくり調査[2]へ続く››