今年2度目の大分講演はグルメブログです

九州労働金庫大分支店のお招きで講演をさせていただきました。
この日は朝から風が強く、大分空港から市内に向かうバスでは、木の葉が真横に流され、飛来した葉っぱがフロントガラスにあたり音がするほど荒れた天候でした。市内に着くと早めにホテルにチェックインさせていただきました。

大分名物の「だんご汁」
 ▲ 大分名物の「だんご汁」

午後になると風が幾分おさまりましたので少し遅めの昼食に出かけました。寒かったので地元食堂の「大納言」にて、大分名物アツアツの「だんご汁」をいただきました。小麦粉をこねた団子を、まさに名古屋のきしめんのようにのばしてあり、鶏肉や白菜、ねぎ、さといも、ごぼうなどを味噌仕立ての汁で上品に煮込んでありました。
食事のあと、府内城跡である大分城址公園を1周しました。本丸跡北西隅に人質櫓(二重櫓)と西丸に宗門櫓(平櫓)が現存しています。また、3棟の二重櫓と大手門、土塀、廊下橋が復元されており、堀と堀をつないで渡した廊下橋はとても珍しく感じました。そのあと、フランシスコ・ザビエルと滝廉太郎終焉の地を拝見して一旦ホテルに戻りました。
大分城址廊下橋
 ▲ 大分城址(左)と復元された廊下橋(右)
さて、講演会場の九州労働金庫大分県本部は見事な造りで開始時間には満席となりました。このひと月余り、九州労働金庫さんのお招きで度々九州各県を訪れていますが、「今回で先生の講演を聴くのは三回目です」とおっしゃる方がいて誠に恐縮してしまいました。内容は少し変えてはいますが、ほぼ同じネタなので申し訳なく思いました。
こうして無事に講演を終わり、長則行(ちょうのりゆき)大分支店長さんや情報労連大分県協議会滝口元二郎事務局長、大分県教職員組合大分支部岩尾健太郎書記長など、労働金庫を支える労働組合幹部の皆様に夕食にお連れいただき、近くの和食料理処「花邨(はなむら)」にてフグのコースをご馳走になりました。
和食料理処「花邨(はなむら)」にて:フグ刺しと肝
 ▲ フグ刺しと肝
とりわけ、大分のフグ刺し(テッサ)は、その調理技術の高さからフグの肝と共にいただく事ができます。2、3枚のフグ刺しの上に細いネギを乗せ、刺身でそのネギを巻いて、どっさりと肝を溶いたポン酢醤油にカボスを絞り、それにつけて食べるのがお決まりだと教えていただきました。なんとも美味でありました。そのあと、ひれ酒をお勧めいただきながら、料理は、湯引き、焼きふぐ、天ぷら、ふぐ握り寿司と続き、フグちりは最後に雑炊で仕上げでした。生まれて初めて天然のトラフグのフルコースを、しかも肝付きで堪能いたしました。

別府八湯に数えられる「駅前高等温泉」
 ▲ 別府八湯に数えられる「駅前高等温泉」

翌日は、早くに大分駅から別府駅までJRで移動して、カラスの行水ながら、別府駅前に大正時代からあるという、また別府八湯にも数えられる「駅前高等温泉」に100円の入浴料にて朝風呂を堪能いたしました。飛行機の時間の都合で、あまりの早さに出てきた私の姿を見て、番台の女将さんに「背広のお兄さん、風呂からあがるの、えらい早いね」と笑われました。建物・湯船(ぬる湯と熱い湯の2種あり)ともに風情があり、お湯は透明でしっとりとした素晴らしい源泉かけ流しでした。
別府駅前の定食屋さんで、これまた別府名物の「とり天」定食をいただき、帰路につきました。
別府名物の「とり天」定食
 ▲ 別府名物の「とり天」定食
今回は、グルメ旅行記のようになってしまいました。
おそまつさま。