三河の就職戦線(中日新聞)

[2010年11月29日]三河の就職戦線(中日新聞)
 ▲ 三河の就職戦線(中日新聞2010.11.29)
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現在、私は愛知学泉大学豊田キャンパスの就職委員長を任されています。その関係で、中日新聞さんから取材を頂きました(掲載記事は右画像を参照してください)。
今年の新卒者の就職は、国会や多くのマスコミでとり上げられている通り、誠に厳しい状況です。30社以上受けても、はじき返され未内定のままで年を越しそうな学生達がいます。
可哀そうで仕方ありませんし、ぶつける先が見えぬなかで社会への憤りを隠せません。
私の大学がある地域もトヨタショック以降、自動車関連産業を中心に求人が激減しました。また、産業連関の強さから地域の基幹産業である自動車に元気が無いと、一見関係なさそうな他の製造業やサービス業にも深刻な影響が出てきます。
先だって、内閣府の沖縄振興局総務課長さんとお話しする機会を得ましたが、沖縄県の高校生への有効求人倍率は、なんと「0.1」だそうです。10人に1人しか求人が無い状態で、真面目に勉強をしなさい、社会へ出て立派な大人になってください、などと言えません。高校や大学で、何を何のために学ぶのか、学問そのものの危機であると言って過言でありません。とりわけ、普天間の問題も基地の存在という問題に止まらず、こうした雇用をはじめ経済・社会環境が低迷し続けるなかで、不安な生活を強いられる県民の怒りの象徴が、基地問題に表出しているのではないかと推察します。
ともかく、この非常事態のなかで、微力ながら大学組織を挙げて、出来る限りのサポートを学生達にしてあげたいと思っています。

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