7月25日、早朝からクルマを飛ばし、美作市上山集落へ向かいました。約束の時間より早く着きそうでしたので、途中のビューポイントにクルマを止めて、岡山三川のひとつ、清流、吉井川を山上から眺めました。その風景は山や田畑の緑にとけて雄大です。空気は澄み、ツクツクボウシの声が山あいにこだまします。短い命、元気いっぱいの大合唱、「同じだよ」と心がつぶやきました。
さて、上山の棚田は稲が青々と元気に伸び盛りです。美作市上山集落では、地域やその活動を支える皆さんが、自然との共生をめざして努力を重ねておられます。訪れたものには、手入れされた里山の風景が、安堵感とのどかさを与えてくれます。
この日は、上山集楽「NPO法人英田上山棚田団」の皆さん、そして地方創生人材支援制度で美作市に派遣されている森分幸雄総合戦略監はじめ美作市の皆さんと勉強会でした。「地元住民とNPOが主役となり、それを産官学が支援する地域おこしモデルを創生し、上山集楽から世界へオンリーワンを発信したい」、「お国や自治体ばかりをあてにするのでは無く、自らの手で、自らのために、そして子供や孫のために責任を持ってバトンを渡したい」、「中山間地域や限界集落が抱える課題を楽しみに変える上山集楽を目指す」、メインテーマは、パーソナルモビリティを活用した地域の再生です。それぞれの立場から、知見を持ち寄り、熱い議論を繰り広げました。まだまだ、プロフェッショナルの方が県内、県外、そして海外から集いプロジェクトを盛り上げていけそうです。
地域社会のお役に立てるよう、岡山大学あげて応援させて頂きます。