ゼミ合宿:「中山間地域の将来を語る会」への参加とコミュニティビジネス[2]

対馬やまねこをモチーフにしたステッカー
 ▲ 対馬やまねこをモチーフにしたステッカー

11月27日(土)、朝風呂と朝食を済ませ、1時間ほどディスカッションをしました。長崎県対馬市が進める絶滅危惧種”対馬やまねこ”を交通事故から守る活動を通して、エコドライブと交通事故削減に向けた活動を題材にしながら、昨日の「とよたエコ通勤を考えるシンポジュウム」への参加の復習を兼ねて環境問題と交通について考えました。そこでは、先日、対馬市を訪れた際に人数分頂いてきたエコドライブのパンフレットとクルマに貼る”対馬やまねこ”をモチーフにしたステッカーを学生に配布しました。この絶滅が心配される”対馬やまねこ”が交通事故の被害に遭遇しやすい地点は、実は人間も交通事故を起こしやすい地点でもあります。また、この旭地区でも天然記念物”日本カモシカ”が交通事故にあうと聞いています。交通量が少ないためにスピードを出しがちになるドライバー行動は、こうした中山間地や交通事故死傷者数が多い北海道などに共通してみられる事故要因です。

旅館前で記念撮影
さて、旅館前で記念撮影をして女将さんにお礼を申し上げて宿を後にしました。実は、この土日は秋の紅葉に合わせた「じねんじょ祭り」という地域イベントの開催日でした。「魅力ある集落づくり」のためには自然資源を重視し、特産物や里山観光資源を活かしたイベント企画・開催は必須であり、この旭地区「じねんじょ祭り」も、その取り組みであると実感しました。
また、このような地域コミュニティを支えるためのコミュニティビジネスやソーシャルファイナンスの発想が注目を浴びてきています。この旭地区でも豊田市と東京大学のバックアップを受け、男女が共同生活を送りながら耕作放棄地の再生と若者の定住化を目指す活動を展開している(株)M−easyの皆さんが、自ら丁寧に育てた無農薬野菜を販売するコーナーをイベント会場で見つけました。学生達は活動の様子についてお話を聞かせていただきました。また訪れた笹戸神社の脇にあった舞台をお借りして、空手部の3人が演舞を披露してくれました(下動画)。因みに磯部君(キャプテン)と平山君(副キャプテン)は今年秋の東海地区大学空手道選手権大会「男子団体組手」で優勝しています。

イベント会場をあとに、風鈴を素材にまちおこしプロジェクトのシンボルとなっている増福寺(風鈴寺)へ向かいました。境内のあちらこちらに参拝者が願をかけた「願い事風鈴」が並んでいました。風が吹くと一斉に優しい音色を奏でる様子を想像するだけで心が安らぎました。

矢作川

さらに古い街並みを散策し、昔、船着き場であった矢作川の河原へ降りてみました。河原から眺める山間の家々はその古い歳月の重みを感じさせてくれます。

また、昼食には創業50年を超える老舗の福田屋さんで、名物の”五平もち”を頂きました。”五平もち”が焼きあがるまでの間、女将さんから、旭地区の昔の様子、地域の良さ、そして現在抱える過疎化の情況について貴重なお話を伺えました。「そのうちに中学校から子供の姿が消えて校舎は老人ホームになっちゃうよ」と笑顔で冗談半分に語る女将さんの言葉に胸が痛みました。

五平もち

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