環境保全型森林ボランティア活動参加

環境保全型森林ボランティア活動参加

今回2度目の参加となる森林ボランティア活動は、2週間の合宿生活を通じて、森林組合のフォレスターと共に人工林の保育作業(間伐等)に従事し、木材利用の活動体験を通じて森林の持つ公益的機能等の森林・林業の重要性について学ぶことにより、森林の保全や水源の涵養について現地体験から理解し、さらには異なる大学で学ぶ学生が一同に会して、作業ミーティング、地域交流、チーム作業や炊事、洗濯、チェーンソーの手入れなど共同生活からチームワークの大切さを体感するプログラムです。
実習の場所となる岡山県新見市の森林状況は、森林面積79,327haの大部分を民有林が占め(59,292ha)、林野率は約87%であり、人工林率は約59%で、その大部分はスギ・ヒノキ(94%)で占められています。一方、今回の責任者である一社)水辺のユニオンの仲村正彦理事は「木材材価の低迷、林業従事者の減少・高齢化等により、市内の森林施業の実施は年々困難になり、間伐等の保育作業を緊急に必要とする人工林が増加しています。この現状を打開する手段として、大学生等の若者と共に新見市の健全な人工林を造成する「環境保全森林ボランティア活動」を実施するのです。」と語っています
参加大学は、早稲田大学社会科学部、三重大学生物資源学部、広島経済大学経済学部、広島女学院大学国際教養学部、広島修道大学人間環境学部、岡山大学法学部、環境理工学部、新見公立大学看護学部で構成され、総勢31名の参加です。
環境保全型森林ボランティア活動参加
9月4日に新見駅に集合、準備を済ませて神郷温泉(新見市神郷高瀬3188-1)の宿舎(合宿所)へ向かいます。まずは名湯神郷温泉に入湯してから夕食の準備が始まります。平日なので貸切で他のお客さんはいらっしゃいません。露天風呂で法学部4年生佐伯君と語り合いました〈許可を得ておりますm(_ _)m〉。
さて、この森林ボランティアはリピーターの学生が多いことが特徴ですが、初参加、初対面の学生たちも多く、夕食を兼ねた懇親会では、仲村正彦理事の挨拶に続き、今回のリーダーである広島経済大学経済学部2年の竹友大騎さんの進行で、自己紹介を兼ねて一人一芸ならぬ「面白い話での自己紹介」が課され、学生たちは工夫を凝らしたPRをしました。その後、初日から懇親会は大いに盛り上がり、初対面とは思えぬ意気投合した学生たちでありました。
環境保全型森林ボランティア活動参加
 ▲ 組合長にご挨拶いただき、県民局の方から指導をしていただきました。
翌日の9月5日は、担当のチームが準備してくれた朝食を済ませ、また同時に昼食をタッパーに詰めて8:15には宿舎発です。9:00に新見市森林組合に集合、新見市森林組合の浅井郁三組合長からご挨拶をいただき、さっそくオリエンテーションの開始です。岡山県備中県民局新見地域森林課の方々からチェーンソー技術講習をいただきます。こうして基礎的な学びを経てから昼食を済ませ、13:00から山へ入り活動開始です。
環境保全型森林ボランティア活動参加
岡山県備中県民局新見地域森林課や森林組合の皆さん方、そして新見市地域おこし協力隊の松田礼平さんなどの指導を頂きながら、参加学生は、初めてのチェーンソー作業にかかります。基本的な取り扱いの指導を受けたあとで、伐採作業や枝打ち作業にかかります。最初は教科書通りには行きませんが、まず1本、自分の力で巨木を倒した感動は生涯忘れることはないと思います。

今回サブリーダーを務める広島修道大学 経済科学部3年の和田明恵さんと岡山大学法学部の佐伯 佳和くんと記念写真を撮らせていただき、新聞社の取材を受けて作業現場を失礼申し上げました。
生きる力を身につけて、山を降りてきた時の学生の変貌ぶりが楽しみです。
環境保全型森林ボランティア活動参加

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