水島コンビナートにて環境学習

水島コンビナートにて環境学習
7月30日、実践型社会連携教育プログラムの一環として、フィールドワークを重視した授業を試行実施してきました。
その仕上げとして、前回、瀬戸内海でのフィールでワークでは、[1]コンビナート開発が地域の産業や環境に与えた影響を知る、[2]瀬戸内海の現状を知り地域の人(漁師さん)の話を直に聞いて漁業従事者の直面する課題を発見する、[3]環境問題への眼を養う学びとして「フードマイレージ買い物ゲーム」を通じて低炭素社会実現に向けた視点を養いました。
水島コンビナートにて環境学習
今回は、三菱自動車製作所とJFEスチールというコンビナートを代表する企業を直接見学することにより、企業の規模の大きさや産業集積の意義、さらに環境対策への取り組みを学びました。さらに倉敷市環境学習センターにて、グループワークを通じて課題を深堀し、人の意見に耳を傾け、自らの意見を述べ、合意できる見解を導く訓練を行いました。
水島コンビナートにて環境学習

水島コンビナートにて環境学習
最終の目的は、幸せな社会をつくりだすため、専門的知識や行動力を活かし、課題を解決できる力を養うことです。この授業のコーディネートをお願いした、みずしま財団では、倉敷市水島地域に暮らし、働き、学びあう人たちが、環境学習を通じた人材育成・教育旅行の可能性を協議することを通じて、水島の未来について話し合うことを目的として、「環境学習を通じた人材育成・まちづくりを考える協議会」を発足させています。岡山大学では、こうした動きと連携しながらESD(Education for Sustainable Development)を念頭に置いた活動を継続させてゆく予定です。
また、7月31日には、岡山大学図書館の1階で、学生たちがグループに分かれて授業で学んだ成果を報告しました。フィールドワークを組み合わせた実践型社会連携教育プログラムが、社会へ出るための大きな自信になってくれたと思っています。
水島コンビナートにて環境学習
みずしま財団はじめ講義を担当いただいた関係者の皆さまに感謝です。
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