▲ 東大にて
11月24日、日頃からご指導を頂いている東京大学鎌田実教授が委員長をつとめられた、『くらしの足をみんなで考える全国フォーム2013』が東京大学本郷キャンパス工学部2号館で開催されました。
学者はもとより、自治体や交通事業者をはじめ福祉団体、後援も、国土交通省、厚生労働省、全国社会福祉協議会、交通エコロジー・モビリティ財団をはじめ幅広い団体が名を連ねています。小職は第2分科会「過疎地、被災地のくらしの足」に顔を出しました。座長を東京大学の鳩山紀一郎先生、アドバイザー役を福島大学の吉田樹先生が担当されました。
まず「農村部デマンド型乗合タクシーについて」大正交通(有)社長の道見茂美氏、続いては「被災地のくらしの足を考える~岩手県釜石市の取組み~」と題して釜石市復興推進本部から石井重成氏(今夏釜石市を訪問した際にお話をお聞きした方です)。そして3番目が「地域による自主運行バスの取り組み」と題して舞鶴市企画管理部の西嶋久勝氏と続きました。舞鶴市の自前で自主運行を続ける取り組みは目から鱗でした。
引き続き開催された全体会では、岡山から両備ホールディングスの小嶋光信会長(地域公共交通総合研究所理事長)が地域交通の再生とまちづくりについて問題提起をされました。それを受けて、加藤博和名古屋大学先生が本音で語る持論の公共交通を活性化させるためのキーワードと加藤節を披露されました。また鎌田実先生の問いかけに両名が応えるスタイルでディスカッションは進み、行動を起こすことが重要であるとの見解で一致して閉幕しました。
会場からは何度も拍手が起こるという元気いっぱい、公共交通の未来について小職自身が勇気をいただけたフォーラムでした。