岡山大学「学都」創生シンポジウム─社会に応える教育を目指して─

6月29日、文部科学省から板東久美子高等教育局長をお招きして、岡山大学創立50周年記念館にて、活力ある地域人材の育成を目的に地域レベルから国際レベルまで含んだ「高等教育モデル」の構築について考えるシンポジウムを開催しました。
岡山大学 森田潔 学長
 ▲ 森田潔学長
森田潔学長の挨拶ではじまり、まず、「大学改革の推進」と題した基調講演では、板東局長から少子化が進む中での大学のあり方について、海外との比較を引用されながら、社会で活かすことができる実践力やグローバルな視野から物事を考えられる力を身につけた大学生の育成が重要であると、熱のこもった講話がありました。
パネルディスカッションでは、テーマを「グローバル化と地域創生に向けた教育改革」と題して、板東局長、伊原木隆太 岡山県知事、大原謙一郎 大原美術館理事長、森田 潔 岡山大学長という顔ぶれで、ファシリテーターを荒木勝 社会貢献・国際担当理事がつとめるなか、グローバルと地域という二つの観点を、いかに融合させる教育が地域社会の持続的な発展を支えるために必要であるかについて、それぞれの立場から突っ込んだ議論が繰り広げられました。会場からも梶谷俊介岡山トヨタ社長(岡山県教育委員長)をはじめ、多くの参加者から質疑や意見が出され、会場は熱気に包まれました。
質問する梶谷社長
 ▲ 質問する梶谷社長
伊原木県知事からは「岡山大学と県の連携体制の確立」、大原理事長からは「自然科学系学生を対象とした『アート』の重要性に対する大原美術館にての特別講義開催」の提起、具体的な提案を含む地域創生実現に向けた前向きな発言を頂くことができました。また、森田学長から「岡山大学は地域社会と共に歩むことを宣言する」とした宣言でシンポジウムは締めくくられました。
板東久美子高等教育局長
 ▲ 板東久美子高等教育局長
そのあと板東局長とのトークセッションが持たれ、さらに会館ロビーに展示したパネルを見ながら来場者のみなさんや板東局長が担当教員等から説明を受けるなどの時間を過ごしてシンポジウムは無事に終了しました。
板東局長に学生が活動説明
 ▲ 板東局長に学生が活動説明
今回の企画では、総務部の皆さんと共に全体のコーディネートを担当させていただきました。多忙の中を駆けつけていただいた板東局長をはじめパネリストの方々、そして、医学部、薬学部、教育学部、工学部、農学部、環境理工学部など、パネル製作と説明に参加いただいた関係学部の先生方に心より感謝申し上げます。
学長宣言にあるとおり、岡山大学が地域社会と共に歩む活動をさらに具現化できるよう、微力ながら汗をかいて参ります。

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