1月26日、京都大学から川北英隆教授(財務担当理事補)、東京から学校法人根津育英会の小林米三専務理事(東京の私立御三家である武蔵、開成、麻生の武蔵高校と武蔵大学の専務理事)が来岡されました。岡山大学の倉敷ゲストハウスのお泊りいただき、大学改革をテーマに議論しました。
日本が再生に向けて大きな決断を迫られるなかで、これからの大学は如何にあるべきか、突っ込んだ意見交換をさせていただきました。川北先生は、元日本生命の取締役財務企画部長や元日本ファイナンス学会会長、元日本証券アナリスト協会副会長、小林専務理事は元ドイツ興銀支配人や元日本興業銀行システム企画部長などの重職を経験された、日本を代表するエコノミストやバンカーです。昔から可愛がっていただき、数回にわたって山登りや温泉に行っている仲間です(お二人共大先輩ですが)。
▲ 川北先生(右)、小林専務理事(左)
川北先生は旧帝国大学の代表である京都大学の変革、小林専務理事は私立名門学園の経営戦略と母校東京大学について、それぞれの立場からあるべき姿を論じてくださいました。岡山大学も旧制高校の伝統を踏まえつつ「学都構想」を掲げ、大学改革に着手しています。
それぞれの課題や解決策の具体的な展開について、抱負を語り合いました。
夕飯は、倉敷美観地区にある、「新粋」さんで瀬戸内の魚料理や郷土料理を頂きながら、さらに本音の議論となりました。20年以上前に出会った時は、ファイナンスの観点から金融の自由化、国際化を論ずることが共通の話題でしたが、今は大学改革が共通のテーマになったことを、「何とも不思議だね」と口々に呟きました。
翌日は、吉備津神社と吉備津彦神社に参拝などして、再会を期しました。
▲ 吉備津神社にて
寒い日が続きましたが、心はとてもポカポカになりました。
わざわざ、岡山までお訪ね頂いた、二人の大先輩に感謝です。