友遠方より

かつての同僚が、11月9日、所用で岡山へ来訪しました。
公務が終わった後で、久しぶりに再会、昔の思い出話に花が咲きました。

急速に進む少子化の影響で、教育界にも深刻な影響が出ています。それは大学も同じで、大学進学率が増えない中で、受験生の総数は減る一方です。
文部科学省は、大学改革では、①卒業認定・学位授与の方針、②教育課程編成・実施の方針、③入学者受入れの方針、の三つの方針が示されています。そこでは、各大学が、建学の精神や強み・特色等を踏まえた自主的・自律的な三つの方針の策定と運用の参考が指針として示されています。

  • 三つのポリシーの策定単位は、学位プログラム(授与される学位の専攻分野ごとの入学から卒業までの課程)を基本に、各大学が適切に 判断。
  • 各大学において、
    1. 卒業までに学生が身に付けるべき資質・能力を示すディプロマ・ポリシーと、それを達成するための教育課程の編成・実施の在り方を示すカリキュラム・ポリシー、
    2. これら二つのポリシーを踏まえて学生を受け入れるためのアドミッション・ポリシーを、それぞれ策定。
  • 三つのポリシーに基づく大学教育の諸活動を実施するとともに、その結果の自己点検・評価とそれを踏まえた改善に取り組み、大学教育の内部質保証システムを確立。
  • 三つのポリシーとそれに基づく教育の実績等を分かりやすく積極的に情報公開することで、高校の進路指導を改善するとともに、産業界からの理解を得て連携を強化。

各大学は、この三つの方針の策定及び運用に関するガイドラインに従いながら、学生が選択した大学へ進学して良かったと思える学びの環境を提供する必要性に迫られています。