平成30年7月豪雨災害倉敷市追悼式

尊い犠牲を払った平成30年7月豪雨災害から4年がたちました。7月6日、犠牲になられた方を悼み、この度の経験と教訓を活かし、その悲しみを乗り越え相互扶助の精神で復興へ向けて大きく歩みを進めるべく追悼式が、まーびーふれあいセンター大ホールにてしめやかに執り行われ、真備地区復興計画推進委員長として献花を捧げさせて頂きました。

追悼式は、伊東香織市長の挨拶にはじまり、「被災した方が一日も早く元の生活を取り戻せるよう、一人一人や地域の状況に合わせながら支援を行い、復興への歩みを進めたい」と目頭を潤ませながら式辞を述べ、追悼の言葉は加藤勝信前官房長官と伊原木隆太知事でした。伊原木知事は「暮らしと地域経済の復興に全力で取り組むとともに、防災力強化に努める」と力強く宣言されました。
また有井地区の平松頼雄さんが遺族代表として、当時を振り返りながら、得難い経験を今後の防災力の向上に活かす旨を述べられました。真備地区復興計画推進委員会で行動を共にしてきた、真備地区まちづくり推進協議会連絡会の黒瀬正典会長は「豪雨の記憶を伝承しながら、災害に強いまちづくりに取り組む」と誓いました。式では黒瀬会長と、「いよいよ仕上げの年になってきた、互いに頑張りましょう」と誓いの記念写真をご一緒させて頂きました。
いまも岡山大学の先生方が多方面で復興に関わっておられます。
伊東市長から「学長先生によろしくお伝えくださいませ」と謝辞を頂きました。
私たちは、この経験と教訓を決して忘れず未来につないで参ります。

お昼は定番の真備支所の近所にある「さるや」さんで、熱熱のカレーうどんを頂き、店長としばらく意見交換をさせて頂きました。

また、午後は、岡山放送の特別番組『復興の現在地~西日本豪雨から4年』に生出演させて頂き持論を述べさせて頂きました。

この様子はYouTubeでも同時配信されたとあって、県外の知人、友人からも、「見たよ。完全復興に向けてがんばれ!」のエールを多数いただきました。お時間ある方は下記からご覧くだされば幸いです。

なお、この激甚災害による死者は、災害関連死を含め岡山県が95人、広島県が151人、愛媛県が33人であり、岡山県内における仮設住宅で生活する方々は、真備地区だけとなり、7月6日現在で、10世帯24人の方が暮らしておられます。この皆さんを倉敷市は定期的に見守りしていますが、最終的にはゼロを目指したいと思います。