国際シンポジウム「岡山から世界へ 国吉康雄」開催

国吉シンポジウムチラシ
 ▲ シンポジウムのチラシ・プログラム
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2月10日の記事でご紹介した、3.11の国際シンポジウム「岡山から世界へ 国吉康雄」が、 岡山大学50周年記念館にて開催されました。
荒木勝 岡山大学理事・副学長、鍵岡正謹 岡山県立美術館館長、福武總一郎 ベネッセホールディングス取締役会長・福武教育文化振興財団理事長の挨拶で幕を開けた国際シンポジウムは、海外からのゲスト講師をはじめ、美術や歴史関係者、国吉康雄を生んだ岡山市出石町の皆さん、そして学生まで、多くの来場者が訪れました。
シンポジウム福武氏
 ▲&nbsp福武總一郎氏によるご挨拶
午前中は、基調講演として国吉研究の第一人者で直島福武美術館財団顧問の小澤善雄氏が、「クニヨシ追跡50年」と題して、国吉康雄画伯の足跡を辿りながら、彼の生きた時代背景を踏まえ、彼の喜びや苦悩に満ちた生涯と絵画の特徴、彼がアメリカでの人生をどのように生き抜いたか、など国吉の美の世界と生きざまを分かりやすく解説して下さいました。
国吉の足跡を解説
 ▲&nbsp小澤善雄氏による国吉の足跡説明
続いて、「画家クニヨシの戦争―映画化に向けて」と題した鼎談がありました。ゲストにはクニヨシ映画の製作に意欲をみせている映画監督の五十嵐匠氏、その脚本を担当する丸内敏治氏、そして基調講演をされた小澤善雄氏の3氏が壇上にて、本音のクニヨシ談義を展開しました。戦前、戦中における日本人国吉が、敵国となったアメリカで生き抜く孤独感のなかでの焦燥や苦悩と、彼を支援してくれたアメリカ人との間で紡がれる人間模様に聴き入っていました。その時代背景を思い浮かべながら描く彼の作品、そして戦後の虚無感のなかで最後の作品「ミスターエース」(チラシの右の作品)に至る国吉芸術の変遷を聴くうちに、この映画化はぜひとも成就してもらいたいと感じました。
鼎談
 ▲&nbsp鼎談の様子
午後の部は、「国吉康雄研究のこれまでとこれから」と題してアメリカから来日頂いた国吉研究家の先生方の講演、そして東日本大震災を悼み、1年前の14:46発災時刻には黙とうが捧げられました。最後は「岡山から世界へ 国吉康雄」と題して全体会議が催され、盛会のなかで閉幕となりました。
国吉関連の書籍
私たち地域総合センターは、国吉の地元である出石町をはじめ地域への広報活動を担当しました。また、このシンポジウムを契機として、なお一層の国吉の魅力を探るべく、まちなかキャンパスにおいてアートCaféとして、対話を続けてゆく予定です。
企画を担当された文学部の鐸木道剛先生、そして関係者の皆様、ご苦労様でした。


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