岡山市経済戦略懇話会 発足

岡山市懇話会4
 ▲ 山陽新聞2011年11月18日
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11月18日、岡山市役所第3会議室にて、第1回岡山市経済戦略懇話会(検討会)が開催されました。市案では、目的として「複雑で専門化・多様化する、あるいはグローバル・ダイナミックに変化する経済社会環境の中で、地域の産業の活性化と経済の持続的な発展を図るために、地域の産業界、大学、行政機関などの関係者が一堂に会し、各々の知見を活かした自由で創造的な議論を通じて、本市の経済産業政策の推進に資することを目的とする。」と謳っています。
また、構成組織は岡山商工会議所、岡山大学、岡山市から成り、委員は岡山商工会議所会頭、岡山大学長、岡山市長の3名、検討会議ではそれぞれの団体が協働して、テーマを持ちより必要に応じて検討会議を開催します。

岡山市懇話会資料2

第1回目(検討会)となったこの日は、佐古親一岡山市副市長、古市大蔵岡山商工会議所副会頭、荒木勝岡山大学理事・副学長の挨拶に続き、出席者が自己紹介を行い、議事に入りました。
まず、本懇話会の規約について市側から説明がありました。それを受けて審議がなされ異議なしとの結論を得ました。
次に「若者が住みたくなる街、住み続けたくなる街」をテーマに、まず小職より、話題提供を30分間させて頂きました。昔、学生の街であった神田神保町の変遷、また、現在、外国人も大勢訪れる秋葉原(AKIBA)の電気街、パソコン街からサブカルチャーの発信基地としての変貌ぶりについて、若者の変容する姿と意識・行動変容についてハイカルチャーとサブカルチャーに分けて整理しながらお話をさせていただきました。そして「学都」と呼ばれるオックスフォード(英)、ハイデルベルグ(独)、また、まちづくりが成功しているナント(仏)、世界のVIPが夏休みを利用して7日間古典を読むというカリキュラムを持つアスペン(研究所)(米)を訪れた際の写真をお見せしながら、岡山市のあるべき学生のまちについて方向性を述べました。

岡山市経済懇話会 資料
 ▲ 岡山市経済懇話会 資料
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その後で意見交換に移り、3者から活発な意見が出されました。岡山大学の方向性としては、「学びを通じて若者が住みたくなる街、住み続けたくなる街」にこだわり、岡山のまちを愛してくれるファン(留学生を含む学生)を増やすためには、岡山固有の伝統的な歴史・文化や芸術をベースとしながら、現代の若者の気質も尊重して、自由な活動をまちなかで展開してもらえるような機会を、行政や経済界と協働して創りあげてゆきたいと表明しました。
これからの展開に期待したいと思います。

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